2025.09.15
コラム
気をつけて!インテリアの落とし穴─失敗の原因と今すぐできる改善法
コラム
2025.09.15
どれだけおしゃれな家具を揃えても、何かがチグハグで「なんだか垢抜けない」「生活感が強すぎる」─そんなお悩みを感じたことはありませんか?実は、おしゃれな部屋といまいちな部屋の差は、ちょっとした「気づき」によって生まれています。高級なアイテムを買えばセンスが上がるわけではなく、選び方・置き方・色合わせにこそ“違い”があるのです。
この記事では、無意識のうちにやってしまいがちな“いまいちになるインテリアの特徴”を解説しつつ、誰でも簡単にできる改善策を紹介します。
「なんかイマイチ」と感じる部屋には共通した要素があります。以下のうち、いくつ当てはまりますか?
• 家具のテイストや色がバラバラ
• 家電や配線が丸見えで生活感が強い
• 収納が足りず、モノが床や棚に散乱
• 照明が1つだけで部屋がのっぺりしている
• ラグ・カーテン・クッションなどの布ものに統一感がない
• 壁が殺風景か、逆に雑貨を貼りすぎてごちゃごちゃ
• 安価な家具や量販店のアイテムばかりで構成されている
上記のような状況が重なっていると、全体的に雑多で「垢抜けない部屋」になります。まずは“気づく”ことが改善への第一歩です。
インテリアで最もありがちな失敗のひとつが「色の使いすぎ」です。家具ごとに異なる色味を選んだり、雑貨やカーテンがカラフルすぎたりすると、部屋全体にまとまりがなくなります。
特に多いのが以下のパターン
• 木製家具で「ナチュラル」「ブラウン」「ダークブラウン」が混在
• クッションやラグ、ポスターが別々のカラートーン
• 白い家電に黒い家具、カラフルな収納ボックス
こうした色のぶつかり合いは視覚的ノイズとなり、結果として部屋が“ごちゃごちゃでダサい”と感じられる原因になります。
部屋の色は「ベースカラー(約70%)」「メインカラー(約25%)」「アクセントカラー(約5%)」の3色構成が基本です。白やグレーなどの無彩色をベースに、木の色味やファブリックでメインカラーを加え、小物やアートでアクセントを効かせると全体にまとまりが出ます。
さらに重要なのが“色のトーンを揃えること”。パステル・ビビッド・ダークなど、同系統の明度でまとめるだけで格段に洗練された印象になります。
予算に余裕がない時期は、どうしてもニトリやIKEAなど手軽なブランドで家具を揃えがちです。もちろんこれらのブランドにも魅力的な商品はありますが、すべてを同じショップで揃えると、インテリアに“のっぺりした安っぽさ”が出てしまうのが事実です。
また、同じシリーズで揃えても「展示場のような個性のない部屋」になり、結果的にセンスがない印象を与えてしまうことも。
全体が安価なアイテムで構成されている場合は、ひとつだけでも“こだわりのある本物”を入れることで印象が一変します。たとえば、
🔻https://www.actus-interior.com/lighting/
🔻https://uchill.jp/?mode=f31&srsltid=AfmBOoqLc_c9m3sdCjPsePONBkGw3bgAKDNhQoZsmJfcS-hH_M_zY15p
こうしたアイテムが「抜け感」と「奥行き」を生み出し、空間に個性と豊かさを与えてくれます。
おしゃれな部屋に共通するのは「生活感のコントロール」が上手なこと。逆に言えば、ケーブル類やリモコン、文房具、洗濯物などがそのまま視界に入る部屋は、どれだけお金をかけても“生活臭”が抜けません。
まず、「隠す収納」を徹底することで生活感を減らしましょう。
• 無印良品や収納ボックスで統一
• ケーブルはカバーや収納グッズで目隠し
• ごちゃつく小物はすべて箱に入れる
一方、「見せる収納」にはルールが必要です。アートブックやお気に入りの雑貨など、視覚的に美しいものだけを並べるよう意識することで、“おしゃれな部屋”が生まれます。
日本の住宅では、天井に大きなシーリングライトが1つだけという部屋が一般的ですが、それでは部屋全体が平坦で味気ない印象になってしまいます。
照明は“数”と“位置”で雰囲気が大きく変わります。
• フロアライトやテーブルランプで陰影を演出
• ベッドサイドやソファ横に小さなライトを追加
• ダイニングにペンダントライトを吊るす
こうした演出で、ホテルのような落ち着いた空間が作れます。
何も飾っていない真っ白な壁は“寂しい”印象を与え、一方で雑貨やポスターを貼りすぎると“学生の部屋”のように見えてしまいます。
アートやポスターは、サイズと色味、フレームの統一感が大切です。1〜3枚程度に絞り、視線が自然に集まる位置に飾ることで、壁が「部屋の主役」に変わります。ウォールシェルフにお気に入りの本や花を置くのもおすすめです。
実は「布もの」が部屋の印象を最も左右します。ここをおろそかにすると、どれだけ家具を頑張ってもチグハグに見えるのです。
厚手のカーテン+毛足の長いラグ+モコモコクッション─この組み合わせを夏に使っていたら暑苦しさ満点です。季節やテイストに合わせて素材感(リネン・ウール・コットンなど)やカラーを意識的に揃えることで、部屋の“完成度”が格段に上がります。
家具の配置も、意外と盲点です。歩くたびに椅子にぶつかったり、収納が開けにくかったり、窓が塞がれていたり…。これでは居心地が悪く、部屋が狭く見えてしまいます。
• 家具は基本的に“壁寄せ”をベースに
• 人が通るスペースは60cm以上を意識
• 向きを変えるだけで空間が広く見えることも
家具の数を減らしてでも“余白”をつくることが、洗練された印象への第一歩です。
Instagramなどで見かけた“映え部屋”を真似しようとして、実際の暮らしに合わない家具や雑貨を無理に取り入れていませんか?見た目優先で動線が悪かったり、使い勝手が悪い部屋は、長く住むうちにストレスが溜まる原因になります。
おしゃれな空間を作るには、「見た目」と「実用性」のバランスが不可欠です。自分がどんな暮らしをしたいのかを軸に、デザインを“選ぶ”ことが本当のセンスと言えるでしょう。
部屋がダサくなる原因は、決して“センスがない”からではありません。ほんの少しの知識と観察、そして改善を重ねていくだけで、誰でも洗練されたインテリアに近づけます。
センスとは、選び抜く力。
センスとは、引き算の勇気。
センスとは、“自分らしさ”に向き合う姿勢です。
今日からすぐにできる小さな工夫から始めてみてください。きっと、あなたの部屋も、あなたの気分も、もっと軽やかで心地よいものに変わっていくはずです。
インテリアのご依頼・ご相談は、
株式会社スピカにお任せください。
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