コラム

あえてIKEAじゃない!ゆっくり家具を選ぶ暮らし

2025.11.07

はじめに

「家具を買うなら、まずIKEAへ」

─そんな流れが当たり前になったいま、

あえてIKEAを選ばない人たちがいます。

それは、「IKEAが悪いから」ではありません。

ただ、“自分らしい暮らし”を考えるほど、

選択肢が広がっていくから。

たとえば

・無垢材の温もりが好き

・経年変化を楽しみたい

・職人の想いを感じたい

など、

“家具の背景”に惹かれる人は、

自然とIKEAではない方向へ歩きはじめる。

今回は、

「IKEA以外の選択肢」を知り、

暮らしにじっくり向き合うためのお話です。

北欧デザインから日本の職人ブランドまで、

実名ブランドをまじえて紹介しながら、

IKEAを持たない暮らしの魅力をお届けします。

■ IKEAは「はじめの一歩」に最高

まず大前提として、IKEAは良い!

手軽で、デザイン性があって、選ぶのも楽しい。

学生〜初めての一人暮らしの味方です。

でも、暮らしが安定したり、

“自分らしさ”を追いかけたくなったとき、

別の家具に出会いたくなるタイミングがやってくる。

その瞬間、

家具はただの「物」じゃなく、

人生の一部になる。

■ IKEAじゃない理由:長く使うことを考える

IKEAは価格に魅力がある。

けど、長く使うという視点では

必ずしも安いとは言い切れない。

たとえば

・パーティクルボードは湿気に弱い

・引っ越しに耐えにくい

・再塗装や補修が難しい

これらが重なると、

数年で買い替えることに。

そのうち、「あれ?結局高くついてる?」

なんてこともよくある話です。

対して、無垢材や造りの良い家具は

最初は高いけど、

10年、20年、受け継ぐことさえできる。

長く使うほどお得

──そんな世界がある。

■ IKEAじゃない暮らしが魅力的な理由

 素材の表情を楽しめる

無垢材の家具は、

家具ブランドでは

飛騨家具(HIDA)

🔻 https://hidasangyo.com

カリモク 

🔻 https://www.karimoku.co.jp/index.cgi

柏木工 

🔻 https://kashiwa-online.com/?gad_source=1&gad_campaignid=12409806918&gbraid=0AAAAABiYjvj_4c-jw_KF-J-f-iZXboDEf&gclid=Cj0KCQjwgpzIBhCOARIsABZm7vFnNk6l_8HNFTB4cPXZ0M8Dp_zLbU1ECNPAeuBOM7QiPD7GmK8G_EAaAlU7EALw_wcB

シラカワ

🔻 https://www.shirakawa.co.jp

などが有名。

木目のひとつが個性で、

年月が経つごとに深みが増す。

日焼けしたり、小さな傷がついても

それは“味”。

長い時間を過ごした家具は、

触れただけで語りかけてくる。

 手仕事の温度を感じられる

日進木工 

🔻 https://www.nissin-mokkou.co.jp

天童木工 

🔻 https://www.tendo-mokko.co.jp

などの日本ブランドは、

職人の技術が光る。

角の丸み、脚の細さ、

なんでもない部分ほど美しい。

「人が作った」温度があるから、

心地よくて、飽きない。

海外ブランドだと

Artek

🔻 https://online.actus-interior.com/brand/artek/

Carl Hansen & Søn

🔻 https://www.carlhansen.com/ja-jp/jajp

HAY

🔻 https://www.hay-japan.com/?srsltid=AfmBOop8OvMpn8QpWA4Ft0qqa9wkMS6YWL-IyYf2J9SZav4MbtxHX6bu

Muuto

🔻 https://flymee.jp/brand-shop/muuto/?srsltid=AfmBOorQ1BpoesRaZnN1iUXzGDfqr2EpmltbQhgWsQtlRXoZfnOmSpOY

にも同じような空気がある。

 ブランドの哲学に惹かれる

・家具は何十年と生きる

・修理して使い続けられる

・自然素材に寄り添う

・使う人の心を豊かに

こういう価値観を持つ家具は、

語るだけでワクワクする。

たとえば

Carl Hansen & Søn(カール・ハンセン)

は北欧デザインの代名詞。

Yチェアを生み出し、

70年以上つくり続けている。

そこに“本物”がある。

■ IKEAを選ばないとどうなる?

 部屋が静かになる

IKEAの家具は“良い意味で個性がない”。

それが手軽さの理由でもある。

一方、職人系・無垢材の家具は

空気を穏やかにしてくれる。

強く主張しないけれど、

存在するだけで心が落ち着く。

 買い物の回数が減る

「とりあえずこれでいいか」

となりにくくなる。

買う回数は減るけど、

心から好きなものが増えていく。

 “探す時間”が楽しくなる

家具選びは

本当に出会い。

飛騨高山の工房へ行って椅子を選んだり

中古市場で北欧家具を探したり

その道のりまでも、

暮らしの一部になる。

■ IKEA vs. こだわり家具

どっちが正解?──どっちも正解。

ただ、

「なぜ欲しい?」

を深掘りすると

選ぶ家具は自然と変わる。

すぐに部屋が整えばいい → IKEA

長く一緒に暮らしたい → 職人家具

そんな感じ。

■ 実例:もし椅子を選ぶなら

● IKEA

→ 5,000〜20,000円で北欧系デザイン

→ 価格・手軽さが魅力

● こだわりブランド

→ 50,000〜200,000円前後

→ 経年変化を楽しみ、張替え・修理も可能

→ 20年以上使える

※ブランド例

• HIDA(飛騨産業)

• NAGANO INTERIOR

• Karimoku

• CH24 / Yチェア(Carl Hansen & Søn)

■ IKEAを“持たない”メリット

● 空間に余白が生まれる

● 物を増やさなくなる

● 長く使う喜びを知る

● 家具に愛着が湧く

● 買い替えが減る

最終的に、

「少ないものを大切に使う」

という心地よさにたどり着く。

■ 無理して高い家具を揃えなくてOK

大切なのは、

ひとつだけ“本物”を置くこと。

1脚のチェア

1台のテーブル

それだけで部屋が変わる。

■ IKEAを持たない暮らし=自分の暮らしをゆっくり育てること

今ある家具に不満がある人も

IKEAが好きな人も

こだわり家具が気になる人も、

ぜんぶOK。

選ぶ基準は

「人と違う」ではなく

“自分が気持ちよく生きられるか”

家具は

毎日の心を支えてくれる

大切なパートナー。

だからこそ、

ゆっくり選ぶ時間が

暮らしを豊かにしてくれる。

まとめ

IKEAを持つ/持たない

どちらが正しいわけでもない。

ただ、

ゆっくりと

好きなものを選べる暮らしって

なんだか豊かだと思う。

あえてIKEAじゃない──

その選択は

「自分を大切にする」

ひとつの方法なのかもしれない。

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