2025.11.17
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コラム
2025.11.03
本のある部屋って、やっぱりいい。
ただ読むだけじゃなく、「本と暮らす」
そういう感覚が日常にあると、少しだけ毎日が豊かになる。
でも、読書家なら一度は思ったことがあるはず。
「本が増えて収納が追いつかない」
「読みかけを置く場所がない」
「気づいたら背中が痛い……」
そう。本好きの暮らしには、
ちょっとした“工夫”が必要なんです。
そこで今回は、
「読書家のための家具」について
ゆったり語っていきます。
大げさなものじゃなくても大丈夫。
ちょっと選び方を変えるだけで、
読書の時間はぐっと幸せになるから。
まず言いたいのは、
「本棚を増やせばいい」わけじゃないってこと。
もちろん収納は大切。
でも、本をただ並べるだけでは
“読書のある暮らし”にはならない。
本当に大事なのは
・どこで読むか
・どう読むか
・読みたいときに手が届くか
つまり、
「読書する時間の質」を高めること。
だからこそ、読書家に合う家具は
ただのインテリアじゃなくて
生活の器になる。
体が喜ぶ椅子
長く本を読むと、
腰や背中が痛くなる。
これはもうあるある。
だからこそ、
椅子は“読書家具”の中心です。
「デザインが好き」だけで決めると
だいたい失敗する。
大切なのは
背中をきちんと支えてくれるか
ということ。
たとえば、
🔻 https://www.kashiwa.gr.jp/product_item/civil-cc71/
→ 背のカーブがやさしく体に馴染む
→ 長時間でも楽
🔻 https://hidasangyo.com/products/series/seoto/
→ ゆるやかな背板が包み込む
→ 木の温もりが心地よい
🔻 https://www.carlhansen.com/ja-jp/jajp/collection/chairs/dining-chairs/ch24
→ 座面がワイドでゆったり
→ 読書中の姿勢を邪魔しない
やわらかいクッションもいいけど、
無垢の椅子は体が自然に姿勢を整えてくれる。
「気づいたら2時間読んでた」なんてことも。
ソファは“沈みすぎない”が正解
本を読むソファは
ふかふかすぎると逆に疲れる。
“ちょっと硬め”のほうが
姿勢が安定して集中しやすい。
たとえば
🔻https://products.karimoku.co.jp/modelSyosai/?model_id=M1903073
→ 座面がしっかり
→ 腰が支えられる
🔻 https://www.masterwal.jp/shop/c/c1110/
→ 低めで落ち着く
→ 木×ファブリックのバランスが良い
お昼寝しない前提なら
背もたれがほどよく直立しているほうがベター。
ポイントは
「ソファで読める」ではなく
「ソファで読んでも疲れない」
ということ。
本棚は“置き方”がすべて
読書家の永遠の悩み――
「本が入りきらない」。
だからといって
大容量の壁一面本棚を買うと
空間が圧迫されて息苦しくなる。
おすすめは
“分散収納”
・お気に入りはリビング
・実用書はデスク近く
・寝る前用はベッドサイド
本棚は1つじゃなくていい。
あえて小さい本棚を数カ所に置くほうが
“読みたいときに手が届く”という
最高の環境になる。
ブランドで言えば
→ 手頃でサイズ展開が豊富
🔻https://www.artek.fi/jp/products/カアリ-壁付けシェルフ
→ 北欧らしい空気感
→ シンプルで美しい
「本が美しく見える」
それだけで読みたくなる。
サイドテーブルは相棒になる
本を読むとき、
サイドテーブルがあるだけで
快適さが全然違う。
・飲み物
・読みかけの本
・メガネ
・メモ
ぜんぶ置ける。
しかも手を伸ばせば届く距離。
ブランド例
🔻https://www.nissin-mokkou.co.jp/products/サイドテーブル-cv0019
→ 曲線が優しい
→ 軽い
→ 小ぶりで可愛い
デザインよりも
動かしやすさを重視。
場所を入れ替えながら使えると便利。
照明は「目」が喜ぶもの
本を読む部屋で
最も投資する価値があるのは
実は “照明” かもしれない。
暗い部屋で読むと目が疲れるし
明るすぎると逆に眩しい。
大事なのは
・光がやわらかい
・手元がしっかり明るい
・影がきつくない
・電球色よりの色温度
→ 影が出にくい
→ 柔らかい
→ 上品な光
🔻 https://online.actus-interior.com/brand/flos/
→ 空間に馴染む
照明は
「本を読む気持ちを整える」家具。
なんとなくだけど、
読書家の部屋って
“静かに沈んでいける場所”
だと思っている。
華やかじゃなくていい。
ミニマルである必要もない。
ただ、
本と自分が気持ちよくいられる空間
それだけで良い。
そこに必要なのは
高価な家具でも
北欧ブランドでもない。
大切なのは
自分が「ここで読める」って思えること。
● ① ソファ + サイドテーブル + フロアランプ
→ リビングでの読書時間が生まれる
● ② デスク + 本棚 + チェア
→ 学びのゾーンを作る
● ③ ベッド + 小さめ本棚
→ 寝る前15分の本時間
家具が読書を促してくれる。
「仕組み」をつくると
自然と本に手が伸びるようになる。
読書家を名乗る人たちに聞くと
だいたい名前が挙がるのが
“いい椅子”
・姿勢がラク
・長時間座れる
・気持ちが落ち着く
だから、
本気で読書するなら
まずは椅子に投資するといい。
● 並べすぎない
→ 8割が埋まっているくらいがちょうどいい
● 表紙を見せる
→ 気分が上がる
● 読みたい本を近くに
→ 行動がラク
● 1冊買ったら1冊手放す
→ 本棚は循環させるもの
収納はゴールじゃない。
読書が続く“土台”のようなもの。
それは
そこに人生が流れているから
読んだ時間
選んだ理由
感動した言葉
本は、持ち主の歴史そのもの。
並んだ背表紙を眺めると、
その人の内側まで少しだけ覗ける気がする。
読書は、
ひとりで静かに楽しむ時間だけど
そこには
世界とつながる窓がある。
家具は
その窓の前に立つ
小さな支えみたいなもの。
“読書のための家具”なんて
ちょっとマニアックだけど、
そこにこそ
暮らしの豊かさが宿ると思う。
本の世界にすぐ行ける椅子
背中を押してくれる照明
手を伸ばせば届く本棚
そんなふうに
家具と本と自分が
静かに仲良く暮らせたら
それだけで十分幸せ。
今日もどこかで
誰かがそっとページをめくっている。
そのそばに
いい家具がありますように。
インテリアのご依頼・ご相談は、
株式会社スピカにお任せください。
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