コラム

インテリアセンスの磨き方─誰でも“おしゃれな空間”をつくれるようになる方法

2026.01.28

はじめに

部屋をおしゃれに整えたい、インテリアセンスを磨いて洗練された空間をつくりたい──そう思っても、どこから手をつければ良いのか分からないという人は多いものです。インテリアは「感性」だけではなく、色彩の理論や家具配置のセオリー、素材の選び方などの知識と経験によって上達します。この記事では、インテリアセンスを磨くための考え方と実践方法を、初心者から中級者まで役立つように体系的にまとめていきます。

1. インテリアセンスとは何か

「インテリアセンス」と聞くと、持って生まれた才能のように感じるかもしれませんが、実際はトレーニングで高められるスキルです。インテリアセンスとは、色や形、素材の調和を見極め、自分の生活スタイルに合った空間をデザインする能力のことです。

具体的には以下の要素で構成されています。

色彩感覚:壁、床、家具、ファブリックの色を組み合わせる力

バランス感覚:空間における高さ・奥行き・サイズ感を整える力

スタイル理解:北欧、モダン、ナチュラル、ヴィンテージなどの特徴を捉えられる知識

実用性との調和:デザインだけでなく、使いやすさを考慮する力

つまり、センスを磨くとは「知識を学び、実際に試し、良い事例を吸収していくプロセス」なのです。

2. センスを磨く第一歩は「観察」

センスを伸ばす近道は、良いものに触れて観察することです。具体的な方法としては、

インテリア雑誌や海外のウェブサイトを見る

日本だけでなく北欧やアメリカの住宅事例を観察することで、色や素材の使い方の幅が広がります。

モデルルームや家具ショールームに行く

実際の空間で家具のサイズ感や配置を体感することは、写真以上に学びが多いです。

おしゃれなカフェやホテルを訪れる

プロのデザイナーが手掛けた空間を実際に利用し、居心地や雰囲気を体験することで「なぜ心地よいのか」を理解できます。

観察の際には「何が統一感を生んでいるか」「違和感をなくすためにどんな工夫をしているか」を意識することが大切です。

3. 色彩感覚を磨く方法

インテリアセンスの中で最も大きな要素が「色」です。色の組み合わせが整うだけで、空間の印象は一気に変わります。

3色ルールを意識する

ベースカラー(床や壁など70%)、メインカラー(ソファや家具20%)、アクセントカラー(クッションや小物10%)の割合で構成すると、バランスが取りやすくなります。

トーンを揃える

明度や彩度が大きく異なる色を混ぜるとまとまりがなくなります。ベージュ系ならベージュで統一、モノトーンならグレー~黒で統一など、「同じトーンでまとめる」意識を持ちましょう。

配色を学ぶ

カラースキームの基本(補色・類似色・トライアドなど)を理解しておくと、感覚に頼らず計算でコーディネートできます。

インテリアショップの展示では、この法則がほぼ必ず使われているため、観察の際に「何色がベースで、どれがアクセントか」を見抜く練習をすると良いでしょう。

4. 素材・質感の理解を深める

センスのある空間は、素材や質感の組み合わせが巧みです。木材、金属、ガラス、ファブリック、石などのバランスを意識すると、立体感のあるインテリアになります。

ウッド素材:温かみを与え、ナチュラルな雰囲気をつくる

メタル素材:シャープでモダンな印象を強調する

ガラス素材:軽さや透明感を演出する

ファブリック素材:色や模様でアクセントを与える

例えば、木製テーブルにファブリックチェアを合わせ、そこにメタル製の照明を加えると「調和とコントラスト」が生まれます。単一素材で揃えるよりも、質感の違いを意識することで一気にプロっぽさが増します。

5. 家具配置のセンスを磨く

家具の選び方だけでなく、配置の仕方もセンスに直結します。

動線を意識する

人が自然に動けるよう、出入口や窓を塞がない配置を心がけます。

高さのリズムをつくる

背の高い家具と低い家具を組み合わせると、空間にリズム感が出ます。

余白を残す

家具を詰め込みすぎず、空白のスペースを活かすことで広く見せられます。

ゾーニングを意識

リビングの一角を「くつろぎエリア」、ダイニングを「食事エリア」と区切ることで、メリハリのある空間に。

部屋の広さが限られている場合でも、家具の配置ひとつで洗練された印象に変えられます。

6. インテリア小物で仕上げる

センスは「小物使い」で決まります。クッション、ラグ、照明、アート、グリーンといったアイテムは空間の雰囲気を左右する重要な要素です。

クッション:色や柄でアクセントを作れる手軽なアイテム

ラグ:部屋を広く見せたり、ゾーンを分ける効果がある

照明:シーリングライトだけでなく、フロアランプや間接照明を組み合わせると空間に奥行きが出る

アートやポスター:壁面に飾ることで視線を集め、部屋の格を上げる

グリーン:観葉植物を置くことで生命感と癒しをプラス

小物は季節ごとに入れ替えるのもおすすめです。色を変えるだけで「冬の落ち着いた部屋」から「夏の涼しげな部屋」へと印象を変えられます。

7. 実際にセンスを磨くトレーニング法

知識を得たら、実際に手を動かして練習することが大切です。

模様替えを頻繁にする

家具を動かすだけで、空間の印象がどう変わるかを体感できます。

写真に撮って客観視する

部屋をスマホで撮影すると、肉眼では気づきにくい「ごちゃつき」や「色の不均衡」が見えます。

Instagramなどでテーマボードをつくる

「北欧」「モダン」「ナチュラル」などテーマ別に画像を集め、自分の好みを明確にする練習になります。

家具ショップでシミュレーション

最近ではARや3Dシミュレーションを使えるサービスが多く、自宅の間取りに合わせて配置を試せます。

こうした実践を繰り返すことで、感覚が磨かれ「何が良いのか」を自然に判断できるようになります。

8. インテリアコーディネートを学ぶ方法

独学以外にも、専門的に学べる機会は多くあります。

インテリアコーディネーター資格の勉強

基礎理論や家具・建材知識を体系的に学べるため、センスの裏付けになります。

セミナーやワークショップ

カーテン選び、照明デザイン、収納術などテーマ別の講座は実践的です。

プロに相談する

家具販売店やオンラインコーディネートサービスでは、専門家に相談して自分の部屋に最適な提案を受けられます。

「理論」と「実体験」の両輪で学ぶことが、センスを飛躍的に向上させるポイントです。

9. まとめ──センスは積み重ねで磨かれる

インテリアセンスは、生まれつきのものではなく「知識」「観察」「実践」の積み重ねで誰でも磨けます。

1. 良い空間を観察して分析する

2. 色彩・素材・配置の基本を理解する

3. 小物や照明で仕上げを工夫する

4. 写真やシミュレーションで客観的に確認する

5. 定期的に模様替えをして実践力をつける

この流れを繰り返すことで、自分らしいおしゃれな空間をデザインできるようになります。インテリアは「暮らしを豊かにするための表現」です。日々の生活の中で少しずつセンスを磨き、自分や家族にとって心地よい空間をつくりあげていきましょう。

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