2025.07.02
コラム
部屋がダサくなるインテリアとは?
コラム
2025.07.02
部屋をおしゃれに整えたい。誰もがそう願うものの、現実には「なぜか垢抜けない」「なんとなく野暮ったい」と感じてしまう空間に仕上がってしまうケースが少なくありません。その原因は、実は意外なところに潜んでいるものです。
この記事では、部屋がダサく見えるインテリアの共通点を紹介しながら、よくあるNG例とその改善策を解説します。インテリア初心者はもちろん、模様替えを考えている方にも役立つ内容です。
部屋がダサく見えてしまう最大の原因は、「統一感のなさ」です。例えば、北欧風の家具にアジアン雑貨、さらにカラフルなポスターが混在していると、それぞれは素敵なアイテムでも空間全体としてはチグハグな印象になります。
• ナチュラルテイストの木製家具に、メタリックなスチール棚を組み合わせる
• シンプルモダンな部屋に原色のカラフルなラグを敷く
• 北欧インテリアにアメリカンなロゴポスターを貼る
• まずは「目指すスタイル」を明確にしましょう。北欧風、インダストリアル、和モダンなど、自分が落ち着くスタイルを決めます。
• 家具やファブリック、雑貨の色味・素材感をできるだけ揃えます。
• 色の数は「ベースカラー:70%、メインカラー:25%、アクセントカラー:5%」が理想的なバランスです。
家具のサイズ選びを間違えると、部屋の印象は一気にダサくなってしまいます。特に日本の住宅では空間に限りがあるため、大型家具や過剰な収納は圧迫感の原因になります。
• ワンルームに3人掛けのソファ
• 天井まで届く大型本棚で壁が埋まっている
• 無意味に大きなローテーブル
• 家具を購入する前に、部屋の寸法を正確に測定しましょう。高さ・幅・奥行だけでなく、生活動線も考慮することが大切です。
• コンパクトで多機能な家具を選ぶと、見た目も機能性も向上します。
• 家具を「抜け感」のあるデザイン(脚付きやガラス素材など)にすることで、空間が広く見えます。
生活感がむき出しになっている部屋は、どうしてもダサく見えてしまいます。特にオープン収納に物が溢れていたり、生活用品が視界に入ってくると、一気に雑多な印象になります。
• カラーボックスに雑然と詰め込まれた衣類や日用品
• 冷蔵庫の上に積まれた未整理の袋や家電
• 洗面所に出しっぱなしの化粧品・日用品
• 収納には「隠す収納」を取り入れましょう。フタ付きの収納ボックスや、扉付き家具がおすすめです。
• 見せる収納は「見せて美しい」ものに限定しましょう。本、アート、グリーンなどが好例です。
• 定期的に不要な物を処分し、「余白」を意識した収納にすることが大切です。
100円ショップやホームセンターで手軽に手に入るインテリア雑貨は便利ですが、そればかりになると、空間全体が安っぽく見えてしまいます。特にプラスチック製の家具やフェイク素材は、質感の差が一目で分かるため注意が必要です。
• 明らかにフェイク感のある観葉植物
• プラスチック製の衣装ケースがむき出し
• 柄やロゴが主張しすぎる布製品(カーテン、ラグ、クッション)
• 素材感を重視した選び方をしましょう。天然木やリネン、スチールなど、素材にこだわることで印象は大きく変わります。
• 100均アイテムは「目立たない場所」で活用するのがポイント。
• 飾るアイテムは少数精鋭にして、ひとつだけでも本物志向のものを取り入れると格が上がります。
部屋の雰囲気を左右する重要な要素が「照明」です。白色の蛍光灯は実用的ですが、温かみや落ち着きを欠きます。逆に暗すぎても陰気でダサい印象になります。
• 蛍光灯1灯で全体を照らすだけ
• 青白いLEDライトで無機質な印象
• 間接照明を使わず、陰影のない部屋
• 電球色(暖色系)の照明を基本にしましょう。温かみのある光は居心地を大きく向上させます。
• 天井照明+スタンドライトや間接照明を組み合わせて、空間に奥行きを出しましょう。
• スマート電球などを使えば、シーンに合わせた光の調整も可能です。
「何もない壁」は味気なく、「飾りすぎた壁」はごちゃごちゃとダサく見えます。バランスが取れていない壁まわりは、空間全体の完成度を下げる原因になります。
• 壁に何も飾られておらず、殺風景で寂しい
• なんとなく貼られたポスターや写真が乱雑
• 壁にDIYで設置したが傾いている棚やアート
• アートポスターやファブリックパネルを1〜2点選び、「見せ場」をつくります。
• 配置や高さをしっかり計算することで、壁面が洗練されます(目線の高さ=中心が床から約140〜150cm)。
• ウォールシェルフは取り入れる場合、整然と飾ることでインテリアとして成立します。
色の使い方もインテリアにおいて重要な要素です。たくさんの色を取り入れすぎると、まとまりがなく雑多な印象に。逆に、暗色ばかりだと重苦しい部屋になってしまいます。
• カーテン、ラグ、クッションがすべて異なる色や柄
• 壁・家具・小物すべてがグレーや黒
• 寝室が全体的に寒色系で落ち着かない
• 基本は「3色以内」に抑えると調和が取りやすくなります。
• ベージュやアイボリー、グレージュなどのニュートラルカラーを基調にすると失敗しにくいです。
• アクセントカラーは、クッションや小物で控えめに取り入れるのがポイントです。
部屋のインテリアがダサくなる主な要因は、「計画性のなさ」と「盛り込みすぎ」です。統一感を持たせること、サイズ感・色味・素材感を意識すること、そして何より“引き算の美学”を大切にすることが、洗練された空間づくりの基本です。
「どうしても自信が持てない」という場合は、InstagramやPinterestで自分好みのインテリア実例をストックしてみるのもおすすめです。プロの手を借りる前に、意外と多くの改善点が自分で見つかるかもしれません。
インテリアは、日々の暮らしを豊かにするための重要な要素です。だからこそ、「ダサい部屋」から「素敵な空間」へ、自分らしいアップデートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
インテリアのご依頼・ご相談は、
株式会社スピカにお任せください。
その他のコラム
2025.07.02
コラム
部屋がダサくなるインテリアとは?
2025.07.01
コラム
平屋のインテリアデザインで叶える快適な暮らし方
2025.06.30
コラム
自分に合ったベッドの見つけ方
2025.06.27
コラム
実際のホテルブランドが採用している香り・リネン・ベッド・家具を自宅で楽しむ方法
インテリアコーディネートのご依頼・ ご相談はこちら