コラム

実際のホテルブランドが採用している香り・リネン・ベッド・家具を自宅で楽しむ方法

2025.06.27

目次

はじめに

高級ホテルに滞在したとき、五感すべてが満たされるような感覚を味わったことがある人は多いでしょう。ロビーに漂う洗練された香り、ベッドに横たわったときの極上の肌触り、身体を包み込むようなマットレスの感触、統一感のある美しいインテリア。それらはすべて、「また泊まりたい」と思わせるホテルの“おもてなし設計”の賜物です。

本記事では、世界の一流ホテルで実際に使用されている香り・リネン・ベッド・家具をご紹介し、それらを自宅に取り入れる方法を詳しく解説します。高級ホテルのような空間を自宅で再現したい方は、ぜひ参考にしてください。

1. 世界のホテルが採用する香り(フレグランス)

香りは人の感情や記憶と深く結びつく感覚です。ホテル業界では「香りのブランディング」が重視されており、ブランド独自の香りを持つホテルも多数存在します。

例えば以下のような例があります。

・ザ・リッツ・カールトン▶https://www.ritzcarlton.com/ja

Antica Farmacista(白桃やアプリコット、バニラ)

・パークハイアット▶https://wedding.parkhyatttokyo.com

Le Labo Santal 33(サンダルウッド、ムスク)

・シャングリ・ラ▶https://www.shangri-la.com/jp

Essence of Shangri-La(ホワイトティー、バニラ)

・ウェスティンホテル▶https://lobbylounge.westinosaka.com

Westin White Tea(シトラス、ホワイトティー)

・アマン▶https://www.aman.com/ja-jp/hotels/aman-tokyo

Aman Essentials(ウッディ、ハーバル)


自宅に導入するなら、以下のような方法があります。

・アロマディフューザーやルームスプレーで空間を演出

・香り付きキャンドルでリラックスタイムを演出

・玄関、リビング、寝室など空間ごとに香りを変えるとホテルのような雰囲気に

2. 一流ホテルのリネンが生む極上の肌触り

ホテル品質のベッドリネンは、肌に触れた瞬間に違いがわかります。以下の点が重要です。

・スレッドカウント

300〜600が理想(数字が高いほど糸の密度が高く滑らか)

・素材

エジプト綿、ピマコットンなどの高級コットン

・織り方

サテン織りが主流で光沢感がある


有名なホテルリネンブランドとしては以下があります。

・Frette(フレッテ)

https://yagisei.co.jp/products/frette

リッツ・カールトンやフォーシーズンズで採用

・Sferra(スフェラ)

https://www.sferra.com/?srsltid=AfmBOoobdHVzCYdKLS634PLH-fjhlytAZg3nKD7t_8gAdbozremBUC-N

ウォルドーフ・アストリアなど

・Matouk(マトーク)

https://www.matouk.com/?srsltid=AfmBOopOMZz5-NUxvtlQ7Fhqp0NuIyDiyJ2CL46AYIUiOPoL2b814V2I

高級リゾートで使用

・Westin Heavenly Bedセット

ウェスティンホテルの標準仕様


自宅で取り入れる際のポイントは以下です。

・白のリネンを基調にし、クッションやスローケットでアクセントを加える

・ベッドスカートやカバー類も統一感を持たせる

・枕は複数並べる(3~5個)ことでホテルのようなボリューム感を出せる

3. ベッド:ラグジュアリーホテルの睡眠体験を再現

ホテルのベッドはマットレスの品質にこだわり抜いています。実際に採用されているブランドの例は以下の通りです。

・シモンズ(Simmons)▶https://www.simmons.co.jp

ハイアットやヒルトンなどで採用。

ポケットコイル式で寝心地が安定。

・シーリー(Sealy)▶https://sealy-jp.com

リッツ・カールトンやマリオットなどで採用。体圧分散に優れ腰痛対策にもなります。

・フランスベッド▶https://www.francebed.co.jp

帝国ホテルやホテルオークラなどで採用。

日本人に合った硬さと設計。


マットレスを選ぶときのポイントは、体圧分散性、通気性、耐久性です。ベッドフレームはロースタイルで、ヘッドボード付きがホテル感を演出します。

ベッドスカートや上質なカバー、ボリューム感のある枕の組み合わせでホテルのような寝室が完成します。

4. 家具:ホテルのような統一感と上質感をつくる

ホテルの客室には必要最低限の家具しか置かれておらず、それぞれが洗練されています。主な家具スタイルは以下です。

ミニマルモダン:無駄を省いたシンプルな直線的デザイン

ナチュラルウッド:木の温かみで空間に癒しをプラス

異素材ミックス:スチールと木材などの組み合わせでスタイリッシュに


実際にホテルで採用されたり、自宅で参考にできる家具ブランドには以下があります。

・カッシーナ(Cassina)▶https://www.cassina-ixc.jp/index.html

イタリア高級家具。

パークハイアットでも使用例あり

・アルフレックス(arflex)▶https://www.arflex.co.jp

高級マンションやホテルの備品としても有名

・柏木工▶https://www.kashiwa.gr.jp

日本製の和モダン家具。高級旅館でも採用

・ACTUS▶https://www.actus-interior.com

北欧風ミニマル家具で、ホテルライクな空間づくりに適している


家具選びで気をつけたいポイントは、

・色数を3色以内に抑える

・家具の高さを低くして視線を下げる(ローボード、ローテーブル)

・間接照明を取り入れて柔らかい明かりにする

5. まとめ

ホテル空間は五感で再現できる

高級ホテルのような空間は、香り・リネン・ベッド・家具など五感に訴える要素の組み合わせによってつくられています。

すべてを一度に揃えなくても、「香りだけ」「リネンだけ」など少しずつ取り入れるだけで、日常が上質に変わっていきます。

ホテル風の部屋づくりチェックリスト

・香り

ホテル仕様のディフューザーやスプレーを使う

・リネン

高品質の白基調シーツ、スレッドカウント300以上

・ベッド

シモンズ、シーリー、フランスベッドなど信頼あるブランドを選ぶ

・家具

ミニマルデザインで色を統一。間接照明で雰囲気づくり

今日から一つずつ取り入れて、あなただけのホテルライクな空間を完成させてみませんか。

インテリアのご依頼・ご相談は、

株式会社スピカにお任せください。

インテリアコーディネートの依頼ならスピカへ (spica-interior.com)

その他のコラム

実際のホテルブランドが採用している香り・リネン・ベッド・家具を自宅で楽しむ方法

はじめに 高級ホテルに滞在したとき、五感すべてが満たされるような感覚を味わったことがある人は多いでしょう。ロビーに漂う洗練された香り、ベッドに横たわったときの極上の肌触り、身体を包み…

心からくつろげる部屋づくり

はじめに リラックスできる空間のつくり方 忙しい毎日を送る私たちにとって、自宅は単なる「住まい」ではなく、心と体を癒す「リラックスの場」であるべきです。けれど、いざ自分の部屋を見渡して…

ズボラさんでも部屋が綺麗に見える収納術

はじめに 片付けが苦手でも整うインテリアのコツ 部屋をスッキリと美しく保ちたいと思っていても、仕事や育児、日々の生活に追われていると、なかなか手が回らないものです。特に「片付けが苦手」…

モテる男の部屋とは?理想の空間を作るための完全ガイド

男性が自宅に女性を招きたいと考えている場合、部屋の雰囲気は第一印象を大きく左右する重要な要素です。少しの工夫で、女性が「また来たい」と思うような居心地の良い空間を演出できます。そこで今回は、魅力的な…

インテリアコーディネートのご依頼・ ご相談はこちら