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コラム
2021.11.30
みなさんは、今年日本で開催された東京オリンピック・パラリンピックで話題になった「段ボールベッド」を覚えていますか?
東京五輪の選手村のベッドのフレーム部分は全て段ボールでできていて、それに気付いたイスラエルの選手たちが複数人で飛んだり跳ねたりして破壊した動画が話題になりましたよね。
エアウィーブにより提供されたこちらのベッドフレームですが、その動画を見たSNSユーザーからは「耐久性が証明された動画」「購入したい」と逆に反響を呼んだのが数ヶ月前の出来事です。
私たちが普段「段ボール」と聞いてまず思いつくのは、引っ越しや配送など、荷物の梱包に使うあの箱ですが、そんな段ボールの特徴を活かした家具の製造・販売をしているウィルライフ株式会社のDanbaul×Style(ダンボールスタイル)について、今回のコラムではご紹介していきます。
段ボールで家具?と疑問に思う方も多いと思いますが、Danbaul×Styleが使用している段ボールは「トライウォール」という世界で一番強度のある段ボール素材です。表面には耐水加工が施され、内側は耐水接着剤が使われているため、雨で濡れても大丈夫という優れもの。
また、普段私たちが使っている段ボールと同じようにリサイクルもできるので、頑丈で、且つ地球に優しい素材です。
Danbaul×Styleの開発者は、株式会社アルフデザインの三原宏樹さん。
仕事で山奥の古民家を改築することが多く、道具なしで組み立てられる丈夫な家具を作りたいと思ったことがキッカケになったそうです。
ただ、すぐに組み立てられるだけではなく、その場に適した品格のある物でなくてはいけない。
その考えのもと、見た目の美しさ然り、自然に負荷をかけないという面での品位にもこだわって作られたのがDanbaul×Styleの家具なのです。
Danbaul×Styleが展開している商品は、椅子、テーブル、棚、ベッドフレーム、ベンチの5種類です。
全て段ボールでできているので、軽く、移動に力は要りません。もちろん、組み立てる際の道具も必要ありません。
カラーはナチュラルブラウンなので、どんなお家やシーンにも合いそうな自然で美しい色合いなのも嬉しいポイントです。
また、Danbaul×Styleは「ネコマキシリーズ」や「プランツシリーズ」といった、さまざまな暮らしに沿った家具も販売しています。
ネコマキシリーズは猫ちゃんと一緒に暮らしている方向け、プランツシリーズは自宅で植物を育てている方向けで、それぞれ素材であるトライウォールの強みを活かした家具展開となっています。
(ネコマキシリーズの小さい穴から猫ちゃんが顔を出しているのが可愛すぎます。笑)
Danbaul×Styleの家具を見ると、良い意味で私たちの段ボールへの印象やイメージがガラッと変わる。それくらい、美しく品のある物ばかりで感動しました。
ウィルライフ株式会社は、サスティナブルやエシカルを実現させるため、トライウォールを使った製品開発に取り組んでいる会社です。
元々は2000年の創業以来トライウォールを使った棺桶である「エコフィン」を製造・販売していて、今回ご紹介したDanbaul×Styleは2017年から始まったものです。
エコフィンは先述の通り、素材にトライウォールを使っているため一般的な棺桶と比べて約半分の資源を削減でき、燃焼時にかかる時間やエネルギーも一般的なものの半分に抑えることができています。
また、1棺ごとに1本の木をモンゴルに植林するなど、未来に繋ぐ取り組みも忘れません。
ロハスデザイン大賞のモノ部門で初めて棺桶が大賞を受賞したのが2010年。ウィルライフが生み出す物がいかにこれからの地球環境を考えた商品であるかがお分かりいただけるかと思います。
エコフィンは現在5つのシリーズを展開していて、シンプルな物からデザイン性のある物まで、それぞれの好みに沿った商品を選ぶことができます。
今回は「段ボール」という素材に焦点を当ててみましたが、いかがでしたででしょうか?
段ボールでできたベッドフレームだけでも驚きだったのに、その他の家具も手掛けている会社があって、さらには棺桶まで、、まだまだ知らないことがあるんだなと気付かされました。
さまざまな角度や視点から物事を捉えて、考える。少しの努力でも、みんなで取り組むことで私たちの未来は大きく変わるかもしれないですね。
インテリアのご依頼・ご相談はスピカにお任せください。
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