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2020.04.30
インテリアコーディネートの用語で、アーリーアメリカンというスタイルをご存知でしょうか?
もともとは歴史用語ですが、アーリーアメリカンがそもそも何なのかもわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はインテリアスタイルの1種であるアーリーアメリカンについて、歴史も含めて解説していきます。
アーリーアメリカンとはそもそも何かというと、かつてイギリスがアメリカを植民地として支配していた時代、そして西部開拓中のアメリカを表す言葉です。
アメリカ独立宣言が1776年7月4日に採択されるそのときまで、アメリカはイギリスの植民地となっていました。
7月4日はアメリカでは独立記念日と呼ばれ、今では毎年盛大に祝われていますね。
ここから転じ、この独立までの植民地時代や独立して間もないころに流行していた建築、ファッション、インテリアデザインなどをアーリーアメリカンと呼びます。
建築やファッション、工芸品の世界でも、アーリーアメリカンと呼ばれるスタイルが確立され、愛されているのです。
現在では現代風のアレンジも取り入れられていますが、長きに渡りに愛され続けているクラシカルなデザイン様式と言えるでしょう。
ここからは、アーリーアメリカンが具体的にどのような雰囲気のインテリアスタイルかについて解説します。
アーリーアメリカンスタイルは木を主に使用したスタイルで、木の温もりの溢れる空間に、パイン材などで作られた優しい雰囲気の家具を配置したデザイン様式です。
余計な装飾がなく素朴で温かみや懐かしさが感じられるといった理由で根強い人気があります。
いるだけで落ち着けるような部屋を実現したい方にとって最適なデザインと言えるでしょう。
また、開拓時代の自然と共に生活する暮らしを表現しており、落ち着きと同時にたくましさも感じられます。
アメリカのカジュアルさに加え、イギリスの格調高い雰囲気も取り込んだ自然で上品さのあるインテリアスタイルが、アーリーアメリカンスタイルの特徴と言えるでしょう。
ここからは、アーリーアメリカンスタイルにピッタリな家具について解説します。
アーリーアメリカンスタイルではもちろん木製の家具を用い、ログハウスのような空間に優しい雰囲気の家具を合わせます。
まず木材の種類についてですが、パイン材など明るい色の木材を用いた、優しい印象を与える家具が重宝されます。
他にはチェリー材、メープル材が使用されることもあり、ヨーロッパ風のデザインをも感じられるでしょう。
それを踏まえ、素朴で自然な雰囲気を演出してくれるアーリーアメリカンの家具を見ていきます。
ロッキングチェアは、脚が弓のようになっており、前後に揺れる椅子です。
そこに置いているだけでもオシャレですし、座ると自然に深く腰掛けた状態になるので疲れないという機能的な一面もあります。
ロッキングチェアに座りながらゆったりとテレビを見たり本を読むことをアーリーアメリカンスタイルの落ち着いた部屋でぜひともやってみたいですね。
バタフライテーブルは折り畳み式のテーブルで、必要に応じて大きさを変えることができるテーブルです。
来客時やちょっとした作業のときなどに便利に使えます。
アーリーアメリカンでは家が狭かったのでスペースを広げるための工夫が行われており、バタフライテーブルもその1つと言えます。
カップボードとはお皿カップなどを入れる食器棚のことです。
アーリーアメリカンスタイルにピッタリなのはただの木製の食器棚ではなく、1つ1つの棚や引き出しに装飾が施されたものです。
ガラスを通して見える整然と並んだグラスのコレクションは、部屋全体の気品を高めてくれるでしょう。
パッチワークは家具ではなく、さまざまの色・形・大きさの布片をはぎ合わせて変化に富んだ図柄を作り出す手芸の手法を指し、ソファなどに用いられます。
起源は着られなくなってしまった衣服の布を集めて縫い合わせたエコ精神ですが、次第に洗練され、装飾様式に進化していきました。
その手作り感、素朴さがアーリーアメリカンスタイルにマッチしています。
アーリーアメリカンスタイルをさらに洗練させたい場合、これらの家具の購入を検討してみると良いでしょう。
ロッキングチェアやカップボードといったアーリーアメリカンの代表的な家具を取り入れることで、さらに素朴な雰囲気を演出できます。
本記事では、アーリーアメリカンスタイルの語源や特徴について解説しました。
当社ではお客様の要望に応えたインテリアコーディネートの提案を行っております。
本記事でアーリーアメリカンに興味を持たれた方は、是非下のリンクから当社にご相談ください。
無料相談を実施しているので、お気軽にご連絡いただけると幸いです。
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