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2019.02.16
インテリアの歴史をご存知でしょうか?
今となってはどの家庭にも必ずといっていいほどあるのがインテリアですが、この歴史というのはどのようなものなのでしょうか?
また、「インテリア」という言葉の語源は何なのでしょうか?
普段何気なく使っている言葉であり、物ですが、いざ歴史や語源について考えてみるとわからないことが多いですよね。
そこで今回は、インテリアの語源と歴史について紹介したいと思います。
インテリアという言葉は、英語の「interior」から来ており、日本語に訳すと「内面」を意味します。
そこから、日本では室内空間に彩りを与える「室内装飾品」を意味するようになったのです。
しかし、室内装飾品といってもなんだか意味が曖昧ですよね。
実際、カーテンや壁紙といった内装材や家具がイメージしやすいかと思いますが、広義では電化製品や植物までもインテリアとして含まれる場合もあるのです。
では、インテリアの歴史はどうなのでしょうか?
インテリアの起源を遡ると、古代エジプトの時代にまで至り、上流階級の権威を誇示するための道具としてインテリアは生まれました。
そのため、当時のインテリアはより装飾性の高いものであったことがわかります。
古代から中世にかけての西洋では、庶民の家には必要最低限のものだけであり、家にあるものといえば家具や調理器具のみであり、装飾性はなかったと言えます。
近世に入ると、彫刻などデザインの技術が発達し、徐々に庶民の中でも家具などの装飾性は高まったようです。
そうして今では、あらゆる家庭でインテリアが取り入れられるようになってきているのです。
一方で、日本はこうした世界のインテリアの歴史とは異なる道を歩んできました。
日本は、自然環境などの違いからも住宅に対する考え方が西洋とは異なり、自然とともに生活することを志向したため、無駄な装飾というのは好まれない傾向にありました。
近代に入ってようやく西洋の文化が取り入れられ、部屋の中にインテリアを取り入れられるようになりましたが、インテリアが一般化したのは戦後の高度経済成長期の頃以降です。
今回はインテリアの語源と歴史について紹介しました。
日本と西洋ではインテリアの歴史も異なり、考え方も異なっていました。
現代となっては一般化しているインテリアですが、ちょっと昔に戻ればインテリアは全然浸透していなかったんですね。
今回を機にインテリアに対する考え方が変わったという方もいるのではないでしょうか?
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