コラム

ペットと共に暮らす家!選ぶべき家具とは?

2025.05.11

ペットも大切な家族の一員

ペットと長く快適に暮らす為の家具選びは、ただおしゃれであるだけでなく、実用性や安全性も重要なポイントになります。また、ペットの種類や飼い主のライフスタイルによって異なります。

ペットは活発に動き回ることが多く、家具に対する影響も大きいため、選ぶ際にいくつかの考慮すべき要素がありますのでご紹介させていただきます。

1.素材選び

ペットのいる家では、家具の素材が特に重要です。爪や歯で傷がつきやすいもの、毛が絡まりやすいものは避けた方が良いでしょう。また、粗相による汚れに強いものを選びましょう。

以下の素材を考慮してみてください。

• 合成皮革やレザー

ペットが爪を立てても傷がつきにくく、掃除がしやすい点で優れています。特に猫や犬がソファに座ったり寝転がったりする際に便利です。

• 布製ソファ

柔らかい素材ですが、ペットの毛がつきやすく、掃除が大変です。布製のソファを選ぶ場合は、耐久性の高い厚手の生地や、撥水・防汚加工が施されたものを選ぶと良いでしょう。

• 木製家具

丈夫で長持ちしますが、爪で傷つく可能性があるため、ペットが触れないような配置にするか、硬い木材を選ぶようにしたり、保護シートを使うと良いです。

• 耐久性の高いカーペットやラグ

毛が絡まる心配を減らすため、毛足の短いラグやカーペットを選ぶと良いです。ウィービング(織物)がしっかりしたものを選んでおけば、引っ掻き傷も軽減されます。

また、安全な素材を選ぶことも重要です。

  • ペットが口にしても安全な、天然素材や無毒の塗料で仕上げられた家具を選びましょう。
  • 小さな部品や装飾が多い家具は、誤飲の可能性があるため避けるのが賢明です。

2. 掃除のしやすさ

ペットを飼っている家庭では、掃除の頻度が高くなるため、清潔を保つために掃除が簡単な家具を選ぶことも大切です。

・掃除しやすい素材

ペットの毛や汚れが簡単に拭き取れる、滑らかな素材や、凹凸の少ないデザインの家具を選びましょう。

• カバーリングタイプの家具

クッションやカバーが取り外しできるものは、ペットの毛がついても洗濯したり交換ができ、汚れが気になる箇所を手軽に清潔に保てます。

• 高さがある家具

ソファやテーブルが足付きで高いものだと、掃除機で下を簡単に掃除できるため便利です。特に毛がたまりやすいので、すき間を掃除できるタイプを選びましょう。

3. 安全性の確保

ペットがぶつかったり飛び乗ったりと、思わぬ事故を防ぐために、安全性にも配慮することが重要です。

• 角のない家具

ペットが家具にぶつかってケガをすることを防ぐために、角が丸いデザインのものを選ぶと安心です。特に活発な犬や猫がいる場合は、角が尖っている家具は危険です。

• 開き戸や引き出しのロック

ペットが物を取って遊んでしまわないように、開き戸や引き出しにロックをつけると良いです。特に食器や掃除道具が収納されている場所は注意が必要です。

• 足元が広めの家具

家具の下に足元の広いスペースがあると、ペットが家具の下に入り込んで隠れることができます。このようなスペースは、ペットが安心して過ごす場所としても便利です。

4. ペット専用家具を選ぶ

ペット専用の家具を取り入れることで、ペットがリラックスできる場所として、また飼い主も一緒に快適に生活しやすくなります。

• ペット用ベッド

ソファやベッドの一部をペット専用にしたり、ペット用のベッドやクッションを用意することで、ペットが家具に乗りたがらなくなる場合があります。これにより、家具の傷つきや毛の付着を防げます。

• キャットツリーや犬用の家具

特に猫が爪を研ぐためにキャットツリーを設置するのが効果的です。犬の場合は、専用のベッドやハウスを作るとペットが自分の場所として落ち着けます。

5. 耐久性と長期的な視点

ペットのいる家庭では、家具の耐久性を考えた選択が必要です。ペットの行動によっては、家具が傷つきやすいので、購入時にその耐久性についてもしっかり考慮しましょう。

• 強化された布や素材

ペットが爪を立てても破れにくい、強化された布や素材を選びましょう。たとえば、キャンバス地や合成皮革は比較的耐久性があります。

• コストパフォーマンス

ペットがいると家具の傷みが早くなることも考えられるため、あまり高価すぎないが、耐久性のある家具を選ぶことも大切です。

6. ペットの活動範囲に合わせた配置

ペットが部屋の中で自由に動き回るため、家具の配置を工夫し、ペットの習性や行動に合わせて環境を整えることが必要です。

• 開放的なスペース作り

ペットが走り回ったり、遊んだりする場所を確保するために、家具の配置を工夫しましょう。壁際に家具を置き、中心部には空間を作るとペットが快適に過ごせます。

• 高い場所に置けるアイテム

ペットが食べ物やおもちゃを取ってしまわないように、物を高い位置に置ける棚を活用しましょう。特に犬や猫は好奇心が強いため、届きにくい場所に物を置くことが大切です。

7. インテリアの一貫性

ペットのために特別な家具を取り入れても、部屋全体のインテリアとのバランスを取ることが大事です。

• おしゃれで機能的な家具選び

ペットに優しい家具でも、見た目があまりにも「ペット用」と強調されることなく、部屋全体と調和するデザインを選ぶと良いでしょう。シンプルなデザインで機能性も高い家具は、インテリアにマッチしやすいです。

まとめ

ペットがいる家庭での家具選びは、見た目だけでなく、ペットの安全性や健康、生活のしやすさを優先した選択が求められます。ペット専用のアイテムを取り入れることも大切ですが、家全体のインテリアを損なわないようなデザインや素材を選ぶことが、快適な住空間作りに繋がります。ペットとの暮らしを楽しみながら、家具選びを工夫していきましょう。

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