コラム

オシャレな部屋を作るカーテンの選び方

2023.12.04

どんなお部屋にしようかと家具を見るとき・買うとき、お部屋の印象を決めるテーブルやソファーなどの大型家具に目が行きがちですが、プロのインテリアコーディネーターは〝窓周り〟も合わせてコーディネートします。カーテンはお部屋の印象を左右させる重要なアイテムであり、カーテンがお部屋とマッチしているからこそ他のインテリアをより良く魅せることができます。今回はそんな「カーテン」について、種類、重要性をご紹介していきます。

 

カーテンが重要な理由

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カーテンを選ぶ上で一番大切なのは、素材や色、デザインです。お部屋の中でカーテンが占める面積は広く、例えば明るい色やシアー(透ける)な素材のカーテンを選ぶとお部屋が広く明るい印象になったり、どんなカーテンを選ぶかによって空間のイメージは大きく変わります。作りたいお部屋のイメージや用途に合わせて選ぶことが重要です。また、カーテンはインテリアを引き立てるだけでなく、光のコントロールやプライバシーの確保、断熱効果、外部からの騒音防止や遮光などの機能もあります。

 

カーテンの種類

カーテンにはさまざまなデザインと機能があります。一般的なカーテンはレールにかけるタイプで、突っ張り棒を使うタイプや、上下に開閉するロールタイプなどもあります。お部屋の雰囲気や目的によってもカーテンの選び方は異なります。例えばリビングルームでは採光やデザイン性を重視してシアーカーテンやデザイン性のあるカーテンを選ぶことが一般的です。一方、寝室ではプライバシーや遮光性が求められるため、厚手で遮光性の高いカーテンが適しています。突っ張り棒を使うタイプのカーテンは取り付けが簡単でDIYに適しています。カーテンを選ぶ際には、インテリアはもちろん、用途や機能性も考慮しながら選ぶことが重要です。

①ドレープカーテン

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ドレープカーテンは、天井から床まで垂れる厚手の長いカーテンのことをいいます。一般的に「カーテン」と呼ばれるのはドレープカーテンのことで、リビングルームや寝室など、窓からの光をコントロールしたい場合に使われます。遮光性によっては光を完全に遮ることができるため、寝室などのプライバシーを守りたいお部屋にも適しています。お部屋全体を装飾するアクセントとしても活用され、高級感を与える効果もあります。

②レースカーテン

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レースカーテンは透け感のある軽い素材で作られており、繊細な模様やデザインが特徴です。光を通してお部屋に柔らかい光を取り入れつつ、プライバシーも確保できます。

③シェードカーテン

シェードカーテンはお部屋の窓を覆ってプライバシーを保護したり、光を調節することができます。別名ローマンシェードとも言われます。畳んだ状態では窓全体を綺麗に見せることができ、様々な素材やデザインのものがあります。

④カフェカーテン

カフェカーテンは、一般的にキッチン横やカフェの小窓に使われるカーテンのことをいいます。プライバシーを守りながら光を取り込むことができます。遮光性がなくサイズもコンパクトなため、寝室やリビングなどの大きい窓に使うことはできません。

⑤ブラインド

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ブラインドは、窓を覆い、光やプライバシーを調節することができるカーテンです。スラット(羽)を操作することで採光の調節ができます。木製、金属製、布製など様々な素材やカラーがあり、インテリアに合わせて選ぶことができます。開閉方法は商品によって手動or自動があります。木製でナチュラルな雰囲気を演出したり、アルミ製でモードな雰囲気を演出することができます。

⑥ロールスクリーン

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ロールスクリーンは、窓に取り付けるロール状のカーテンです。掃き出し窓から腰窓まで様々な窓に対応できます。カーテンと違ってヒダやドレープがないので、フラットなデザインを楽しむことができます。

 

カーテンの色の選び方

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お部屋の雰囲気に合わせた〝色選び〟がとても大切になってきます。お部屋を構成する色は三つあり、

  1. ベースカラー 70%
  2. メインカラー 25%
  3. アクセントカラー 5%

カーテンをこのどこに持ってくるかで色の選び方は変わってきます。

①ベースカラーに持ってきたいのであれば、床や壁の色に合わせたカラーを選ぶとお部屋に馴染みます。(例えばアクセントクロスにグレーが使われているお部屋であればグレー系を選ぶなど)

②メインカラーに持ってきたいのであれば、大型家具(ソファ、テーブル、ラグ、TVボードなど)と色味を合わせるといいでしょう。

③アクセントカラーに持っていきたいのであれば、床や壁、インテリアの色味に合ったカラーを選び、お部屋全体のポイントになるようにしましょう。

この3つの色の構成を把握しておくと、バランスの取れた空間を作ることができます。カーテンの色合わせにおいて、似た色を組み合わせるのが一番簡単に効果的です。カーテンは視覚的に広い面積を占めるため、周囲の色合いに近いトーンのカーテンを選ぶと、統一感があり落ち着いた雰囲気を作り出せます。多くの場合、明るい白やオフホワイトの壁があるので、同系色や類似色のカーテンを選ぶことで空間が一体化し、部屋全体を広く見せることができます。また、異なる色でもトーンが似ていると、まとまりのある雰囲気を作り出すことができます。カーテンを際立たせたい場合は、反対色を選ぶと、オシャレな柄や特別感のあるデザインを活かしつつ、引き締まった印象の部屋に仕上げることができます。カーテンはどのカラーにもってきてもピッタリなので他のインテリアとの兼ね合いで選んでいただければいいかと思います!

 

カーテンの人気カラー

1位 ベージュ、アイボリー

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1番人気はアイボリーやベージュ色のカーテンです。床や壁紙の色、家具との相性が良く、お部屋に馴染みやすいのが特徴です。韓国や北欧などのトレンドのインテリアにも適しており、過度な主張がない色なので、インテリアを引き立てることもできます。明るい雰囲気を演出し、お部屋を広く見せる効果もあります。

2位 グレー

maria-orlova-leDo7IX1ycM-unsplash洗練された雰囲気を好む方には、グレーのカーテンがおすすめです。グレーは上品さや華やかさを演出することができ、シックな雰囲気やモダンなインテリアが好きな方に適しています。

3位 グレージュ

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グレージュはグレーとベージュを混ぜた色で、独特のくすみ感が特徴です。グレーだと暗すぎるしベージュだと明るすぎる…という方にオススメのカラーで、他の色との調和が良く、カラーコーディネートの失敗が少ないです。グレージュ特有の抜け感により、簡単におしゃれなインテリアを演出できるのも人気の理由のひとつです。

 

カーテンの素材の選び方

カーテンの素材は大きく天然素材と合成繊維・再生繊維の二つに分かれています。

天然素材

天然素材は自然から採取される素材で、植物や動物の毛を使って作られています。これらの素材を使ったカーテンは、日差しを柔らかく通すことができ、優しい触感と質感が特徴です。特に木材のインテリアとの相性が良く、部屋全体を柔らかく温かみのある雰囲気に整えます。また、夏は通気性があり、冬は保温性があるという機能面も魅力的です。コットン・リネン・ウール・シルクなど、代表的な素材の特徴についてもご紹介します。

コットン

コットンは綿から作られ、優しい風合いと柔らかな触り心地が特徴です。吸水性・通気性・耐久性があり、一年中使用できます。豊富な色柄が楽しめますが、染色性が高いため、シミが目立ちやすかったり摩擦による毛羽立ちが起こりやすい一面もあります。

リネン

リネンは、フラックスと呼ばれる麻から作られる素材で、さらりとした上質な触り心地が特徴です。耐久性はコットンの約2倍とも言われ、使い込むほどに柔らかく馴染んでいきます。吸湿性や速乾性、抗菌性にも優れています。ただし、シワになりやすく、湿度の変化によって伸縮するので、洗濯時には注意が必要です。

ウール

ウールは羊毛から作られる素材で、温かみのある見た目が特徴です。カーペットなどでよく使用され、カーテンでは主に厚手のカーテンに用いられます。保湿性、吸湿性、伸縮性に優れ、汚れにくい素材です。色落ちやシワになりにくく丈夫ですが、虫による被害を受けやすく、洗濯すると縮んだり硬くなったりすることがあります。

シルク

シルクは蚕の繭から作られる天然素材で、上品な光沢が特徴です。一般的なカーテンとしてはあまり使用されず、高級ホテルなどで使用されます。滑らかな触り心地や美しい発色が魅力ですが、摩擦に弱く繊細な素材です。また、虫やカビにも弱く、太陽光による黄ばみが起こりやすいため、取り扱いには十分な注意が必要です。

合成繊維・再生繊維

合成繊維は、石油などの原料から人工的に作られた繊維で、シワになりにくく丈夫な点が特徴です。また、防水性やUVカット、遮光など、多彩な機能を持たせることができるのも魅力です。再生繊維には植物由来と化学的なものの2つがあります。植物由来の再生繊維は木材や綿など天然素材を再利用して作られ、化学的なものは使用済みのペットボトルなどから再生されます。

ポリエステル

ポリエステルは、石油・石炭・天然ガスなどを原料とした化学合成繊維です。 ドレープ・レース問わず、多くのカーテンにはポリエステル素材が使われています。 価格が比較的安価な点や、シワになりにくく、虫や熱にも強い素材である点が人気の理由です。形状記憶加工を施すことができる点もカーテン素材で1番選ばれている理由のひとつです。

アクリル

アクリルは石油を原料とする合成繊維で、ふんわりと柔らかく、ウールに近い質感を持っています。軽量で暖かく、シワになりにくい特性があります。また、薬品や虫、日光に強く、洗濯してもウールのように縮んだり形が崩れたりしにくいです。ただし、吸水性や吸湿性が低く、毛玉ができやすく、静電気が発生しやすいという欠点もあります。

レーヨン

レーヨンは木材パルプから生産される合成繊維で、時にビスコースレーヨンとも呼ばれます。シルクの代替品として開発されたため、光沢感やなめらかな触り心地が特徴です。優れた吸湿性や吸水性、染色性を持ちます。ただし、カーテンとして使用する際は素材が伸びやすく、水に弱いため、お手入れには細心の注意が必要です。素材によって機能性や、お部屋の雰囲気も変わるので色選びだけではなく素材やデザインもとても重要になってきます。

 

最後に

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今回はお部屋作りに欠かせない「カーテン」の重要性や色の選び方、素材についてご紹介しました。次回はお部屋の雰囲気や用途に分けて、合う色味や素材、デザインの選び方をご紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください!


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