2024.11.22
コラム
リビングの照明配置で叶えるあこがれの空間演出術
コラム
2023.11.17
インテリアコーディネーターは、クライアントの要望を聞いて理想のインテリアを提案する仕事です。最近はSNSの影響やリモートワークの普及によってお家時間が増え、それにょってインテリアにこだわる人が増えてきました。また、インテリアに関する情報やアイデアが広くSNSやネットワークで共有され、多くの人が自分のお家やお部屋をデザインすることに興味を持ち始めています。そして、プロの知識やスキルを身につけ、専門家としてのキャリアを志す人も。そんな注目のインテリアコーディネーターになるために持っておくと良い資格や、どんな仕事なのかを今回はご紹介していきたいと思います!
インテリアコーディネーターは、空間全体のデザインと装飾を担当する専門家のことです。主な仕事内容としては、以下の5つがあります。
クライアントの要望やニーズを理解し、どんな雰囲気の空間にしたいのか、居心地の良い空間にする為に何が必要かなどインテリアの目的やスタイルを把握するためのコンサルテーションを行います。
インテリアデザインや配置の提案を行い、クライアントと協力してイメージや機能性を実現するためのプランを作成します。
色や素材を選び、それらを組み合わせて空間全体の調和を図ります。
適切な家具やアクセサリーを選んで空間に統一感をもたせ、機能性と美しさを両立させます。
プロジェクト全体を管理し、予算やスケジュールに合わせて作業を進めます。必要に応じて専門家や業者との連携も行います。
インテリアコーディネーターは、美しさだけでなく、空間の機能性やクライアントのニーズを考慮しながら、調和のとれた魅力的な空間を作り出す役割を担っています。
インテリアコーディネーターとしての仕事において、法的に必須とされる特定の資格はありません。しかし、専門的な知識やスキルを身につけるために、関連する教育や資格を身につけるのは一般的です。これには、インテリアデザインや空間計画に関する学位や学士号を持つことや、資格や認定プログラムの取得が含まれます。また、実務経験やインターンシップを通じて実践的なスキルを身につけることも重要です。クライアントからの信頼を得るためや、仕事を得るために役立ちますが、絶対的に必要というわけではありません。重要なのは、創造性やデザインセンス、そしてクライアントのニーズを理解し実現する能力です。
法的に要らないとは言ってもクライアントに安心して任せていいと思っていただくためには資格は信頼できる証拠として必要となってきます。どんな資格があるとインテリアコーディネーターとしてクライアントと信頼関係を築けるのか、また、プロフェッショナルとして自分自身のスキルも高められるのかご紹介していきます!
大学や専門学校で、インテリアデザインや建築、空間デザインなどに関連した学位を取得することが役立ちます。
JIA(日本インテリアアドバイザー・コーディネーター協会)が主催するインテリアコーディネーター検定などの資格取得が有益です。この資格はインテリアデザインにおける基本的な知識とスキルを証明するものです。
建築士やインテリアデザイナーの資格を持つことで、より幅広いスキルを証明できたり、誰もがわかるような資格のため信頼関係をわかりやすく築くことができます。
資格や検定だけではなく実際のプロジェクトでの経験や、自身の作品をまとめたポートフォリオも重要です。クライアントに自身の能力を示すために役立ちます。
これらの資格や検定は、専門的な知識やスキルを高め、信頼性を高めるのに役立ちますが、インテリアコーディネーターとして必須というわけではありません。経験やクリエイティブな能力も同様に重要になってきます。
上記でもいくつかご紹介しましたが、特に人気のある資格や検定を4つご紹介していきます。
《どんな資格?》
インテリア業界ではとてもメジャーな資格で、この資格は、インテリアコーディネーターとしての基本的な知識やスキルを持っていることを証明するものです。
《どんな試験?》
試験では、室内空間のデザインやレイアウト、カラーコーディネート、家具の配置など、インテリアコーディネートに関連する様々なスキルが評価されます。合格することで、クライアントの要望を理解し、それを実際の空間に落とし込む能力を証明することができます。インテリアコーディネーター資格認定試験は1983年から開始されて以来1年に1回(一次試験10月・二次試験12月)に実施しています。今まで約52万人ほどが受験しており、試験は一次試験とニ次試験に別れて行われます。 一次試験では、コロナウイルスの影響で「CBT(Computer Based Testing)方式」で実施されています。全国のテストセンターで受験することができます。120分間36問のテストで合格ラインは出題問題の正答率70〜75%とされています。範囲も広いですが、大半を理解してないと中々厳しい試験です。
《試験範囲》
①インテリアコーディネーターの誕生とその背景
②インテリアコーディネーターの仕事
③インテリアの歴史
④インテリアコーディネーションの計画
⑤インテリアエレメント・関係エレメントに関すること
⑥インテリアの構造・構法と仕上げ
⑦環境と設備
⑧インテリアコーディネーションの表現する
⑨インテリア関連の法則、規格、制度
満点とはいはなくても4分の3は理解しておかないと中々合格厳しくなってきます。試験対策として公式サイトから販売しているインテリアコーディネーター ハンドブック統合版<上巻・下巻>は持っておくとかなり活用できるので購入をおすすめします。多くの大学・短期大学・専門学校・ 各種通信教育の参考図書として採用されている教材なので、インテリアコーディネーターを目指している方は資格取る取らないに限らず知識を高めれるので持っておくと便利です。
ニ次試験では筆記ではなく実技です。説明15分と実施時間180分でプレゼンテーションと論文でインテリア計画の提案をします。
《プレゼンテーション》
与えられた住宅やインテリア関連の課題に基づいて、インテリア計画を理解し、図面や色彩を使って情報を分かりやすく伝えるスキルがあるか。
《論文》
与えられたインテリアの課題について、理解し的確な解答を文章で明確に表現する能力有しているか。
審査基準は上記2つです。試験時間が2時間ほどと長かったり範囲もとても広いため、合格率は30台前半と中々厳しい試験です。ただインテリアコーディネーターとして持っておくととても役立つ資格なので、ぜひ合格目指して受験してみてください!
インテリアコーディネーター資格 公式サイトhttps://www.interior.or.jp/examination-ic/
《宅地建物取引士資格試験とは?》
宅地建物取引士は、不動産の売買や賃貸借、仲介など不動産取引全般に関する法律知識を持つ資格です。この資格を取得することで、不動産取引における法律や規制、契約の基本的な知識を習得し、それに基づいて適切なアドバイスや仲介を行うことができます。不動産業界や不動産取引に関わるプロフェッショナルとして活躍するための資格です。
《どんな試験?》
年に一回実施されており、毎年約20万人ほどの受験者がいます。インテリアコーディネーターに限らず、幅広い業界で活かせることや、特に不動産関連で働く場合就職の際有利だったり、キャリアアップの可能性も高めることができます。試験体制は4択のマークシート式で内容としては①宅建業法②権利関係(民法など)③法令上の制限④税・その他の大きく4つに分かれています。合格率としては10〜15%とかなり低く難しい試験ですが、インテリアコーディネーターとしてももちろん幅広く使うことができたり、国家資格のため持っておくとかなり役に立つ資格です。
宅建公式サイトhttps://www.retio.or.jp/exam/exam_detail.html
《住空間収納プランナーとは??》
住空間収納プランナーは、住宅やスペース内での収納に特化した専門家です。彼らは、クライアントの要望やライフスタイルに基づいて、効果的な収納ソリューションを提案し、収納スペースを最適化します。新築やリフォームの際には、収納スペースの設計から関与し、使いやすく機能的なスペースをデザインします。整理整頓に関するアドバイスや収納アイテムの選定も行い、クライアントが快適で使いやすい空間を実現するお手伝いをします。インテリアデザイナーとしてもこの資格を持っておくと空間のデザイン性を高めるだけでなく機能性を兼ね備えた心地よい空間をつくることができるので、とても役立ちます。
《どんな資格?》
ベーシック、エキスパート、マスターの三段階に分かれており、ベーシックは住空間収納プランナーとして様々なフィールドで活動するための知識を問うものです。住まいやモノ、環境に対する考え方やヒアリング、基本的なプランニングなのを身につけた人材であることを認定します。住空間収納プランナーとして独立、開業を目指す方やインテリアの企画、製造に携わる方におすすめのレベルになっています。エキスパートはその更に高みを目指しベーシックよりもさらに応用のファイリングや収納計画や人間工学や建築学などの住空間や収納の理解を深める分野の理解度も問われます。マスターは、住宅、建築関連の専門学校や教育機関で講師や講義を担当する方を想定したライセンス担っている為、住空間収納プランナーのマネジメントや育成を担う方やインテリアや住宅関連会社で教育を担当する方向けになります。なので、インテリアコーディネーターとしては多くてもエキスパートまでで問題ないかとおもいます。
《受験概要》
◯ベーシック
受験資格は不問のためどんな方でも受験することができます。試験時間は45分でweb試験の為全国どこからでも随時受験が可能です。記述式試験で70%以上が合格基準となっています。難易度も易しいため合格率も90%ほどと非常にたかいです。必要な勉強さえ抑えておけば独学でも合格することができます。公式サイトから公式テキストを購入することもできるので、テキストさえしっかり勉強しておけば合格できる易しいレベルになっています。
◯エキスパート
エキスパートは、受験資格として日本収納プランナー協会のベーシック会員でないと受験することができません。ベーシックと同様にweb受験のため随時受験は可能です。実施時間は150分とベーシックの倍以上にはなってきます。合格基準は同じ70%以上ですが、よりプロフェッショナルな資格に近づく為合格率はベーシックと比べ下がり、難易度はかなり高くなります。資格取得までに講座で忙しい方向けの一日対策コースや公式サイトからテキストも販売されています。独学でもチャレンジできますが、確実に合格されたい方は養成講座が加えられたコースもあるため少し費用は高まっていますが活用するのもオススメです。
住空間収納プランナー資格公式サイトhttps://www.nspk.org/
《カラーコーディネーターとは?》
カラーコーディネーターは、色彩に関する専門知識を持ち、その知識を用いて色の組み合わせや利用方法を提案する専門家です。色彩心理学や色彩理論に精通し、色の効果や意味、相互の影響について理解しています。ファッション、インテリア、グラフィックデザインなどの分野で活躍し、色を使ったデザインやコーディネーションにおいて、バランスや調和を創り出す役割を担います。また、特定の環境や目的に応じて、色彩を活用して感情や印象を引き出す能力も持っている専門家のことです。インテリアコーディネーターだけではなくファッション、スタイリスト、グラフィックデザイナー、美容などにも活かすことができます。
《どんな検定?》
カラーコーディネーター検定は、色彩に関する知識やスキルを評価する資格試験です。この検定では、色彩理論、色彩の組み合わせや効果、色彩の心理学、さらには色彩を利用したデザインやコーディネーションに関する内容が含まれます。合格することで、カラーコーディネーターとしてのスキルや知識を認定されることができます。この資格は、ファッション、インテリアデザイン、グラフィックデザインなど、様々な分野で活用されます。
《受験概要》
スタンダードとアドバンスの2つのレベルに試験は別れています。年に2回と行われており、全国のテストセンター、または自宅でもオンライン受験可能です。試験形式としてはマークシート式で90分の試験となっています。合格基準は100点満点年、70点以上です。合格率はスタンダードで70〜80%アドバンスは少し低く50〜60%となっています。色の仕組みや見え方など色の理論を幅広く学ぶことができます。内容としては、色の性質、色の心理、光から生まれる色、色の測定、混色と色再現など出題されます。対策テキストやカラーコーディネーター検定試験の対策ができる予備校、講座などもあるので独学だけでは厳しい方は活用するのもオススメです。
カラーコーディネーター検定公式サイトhttps://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/
自分はインテリアコーディネーターに向いているのか??向き不向きをみていきましょう!
新しいアイデアを生み出し、空間全体を視覚的に豊かにするためのアプローチやデザインを考える能力が重要です。
小さなディテールや色、素材、家具の配列などに注意を払い、空間全体の調和を考えることが必要です。
クライアントや他のデザイナー、建築家とのコミュニケーションが重要で、クライアントの要望を理解し、それを実現するためのアイデアを伝える能力が必要です。
空間をイメージし、効果的なレイアウトやデザインを考える能力が求められます。
現代のトレンドやクラシックなスタイルについての知識や理解が必要です。
これらの特徴の一つでもある方は、インテリアコーディネーターとしてのキャリアを追求するのに適しています。逆に人と会話することが苦手な人、大雑把だったり創造力が乏しい人は不向きですがだからといってなれないわけではないので、もし特徴が一つも当てはまらない!どうしようという方は普段からこの五つを身につけるトレーニングをするといいかもしれません。
◯想像性を目に見える形で発揮することができる
空間を美しく、機能的にデザインすることで、自身のアイデアや創造性を表現することができます。新しいアプローチやデザインでクライアントの期待を超えることができる喜びを感じることができます。
◯クライアントの喜びや感謝を実感できる
自分のデザインがクライアントに喜んでもらえたときの喜びや満足感は大きいです。実際にクライアントとコミュニケーションを取りながら時間をかけて進めていくため、沢山の人々と信頼関係を築くことができたり、喜びや感謝の声も直に聞くことができます。クライアントが快適で満足のいく空間を手に入れたときの感動は、やりがいの源となります。
◯挑戦と成長
毎回異なるプロジェクトに取り組むことで、新たな挑戦に直面し、自己成長を感じることができます。技術や知識の向上に努めることで、自分自身を磨くことができます。
など、様々なやりがいがあります
インテリアコーディネーターの年収は、地域や経験、専門知識、雇用形態(フリーランスか正社員か)、およびプロジェクトの規模によって大きく異なります。一般的に平均年収は、370〜420万円ほどですが、経験を積んでキャリアを築いていくと年収が上昇する傾向があります。また、フリーランスの場合は、プロジェクトごとに異なる報酬を得るため、収入が変動することもあります。独立した方が仕事量を調整できたり、依頼の絶えないインテリアコーディネーターでしたら何十800〜1000万円稼ぐ方もいらっしゃるみたいです。ただし、これらの数字はあくまで一般的な目安であり、地域や市場の需要、個々のスキルや経験によって大きく変動することを理解しておくと良いでしょう。実力主義の社会なので、依頼の数によってお給料もかなり変動します。
とっても魅力的なインテリアコーディネーターの仕事について今回はご紹介させていただきました。インテリアコーディネーターは、クライアントの要望を取り入れながら、美しさと機能性を兼ね備えた魅力的なインテリア空間を提供します。クリエイティブな視点とプロジェクト管理能力を活かし、予算や期限内で満足度の高い成果を実現することができます。たくさんの人と関わることができ、実際のイメージを形にできるこんなにも直でやりがいを感じることのできる仕事は中々ないのではと思います。ぜひご興味ある方は参考にしてみてください!!
インテリアのご依頼・ご相談は株式会社スピカにお任せください。
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