コラム

インテリアと内装にこだわろう!それぞれの違いとポイントについてご紹介

2023.09.27

理想の空間を設計するには、インテリアと内装にもこだわりたいものです。

そこで今回は、インテリアと内装の違いから、それぞれを検討する際に知っておくべきポイントについて解説します。
部屋のデザインを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

□インテリアと内装って何が違う?

インテリアとは、室内の家具・照明やそれらに付随する装飾のことを指します。
どのようなインテリアを設置するかによって部屋の雰囲気が変わるため、「室内を装飾する演出」ともいえるでしょう。

一方で、内装は工事を伴った室内の設備や装飾品のことを指します。
デザイン性が問われるインテリアと異なり、機能性・実用性を意識したものが内装です。

□内装を考えるなら知っておきたいポイント6つ

1.失敗事例から学ぶ

家を建てる際や部屋のデザインを考える際には、どうしても成功した事例を中心に情報収集をしがちです。
しかし、成功体験だけを吸収して失敗のリスクを知らないことは、対策を練れないことを意味します。
同じミスをしないためにも、失敗事例を把握しておくことは大切です。

2.壁材の種類

・クロス

デザイン性が豊かでありながら、コストも抑えられる点で優れているのが「クロス」です。
他の壁材に比べて扱いやすいため、DIYでも重宝されています。

・無垢材

木材を使った壁の中でも、特に高級感をまとっているのが「無垢材」で作られた壁です。
やさしい質感と優れた保湿能力が特徴の「無垢材」は、時間と共に自然素材特有の経年変化を楽しめます。
費用の面から「無垢材」そのものを壁として取り入れるのに抵抗がある方は、合板を使用すると良いでしょう。

・塗り壁

古くから伝統的な日本の住宅に使われているのが、「塗り壁」です。
素材の質感とオリジナルのデザイン性を感じられる点で優れていますが、完成後の仕上がりは施工を担当する左官職人の腕に左右される点、メンテナンスが難しい点を踏まえると安易にはおすすめできません。

・壁タイル

「壁タイル」は、外装に使われるほど耐久性に優れている素材です。
それだけでなく、撥水能力も高いため水回りでも重宝されています。

3.節約できる箇所

理想の家とコストの削減を両立させたい方は少なくないはずです。
洋室の中のアクセントとして、和室を取り入れることを検討している方もいるでしょう。
ここで注意が必要なのは、和室を作るには洋室よりも費用がかかることです。
和室が欲しいけど費用はなるべく抑えたいと考えている方は、床の間や柱などの和室ならではの構造を簡略化する、壁材をクロスに変えることで節約できます。

部屋と部屋を仕切る壁も、費用を抑える際には注目が必要です。
日光を取り込みやすくなる点や空間を広く使える点から、壁の代わりに引き戸や段差で空間を仕切る方法もあります。

4.メジャーな床材の種類

・フローリング

複合フローリングは、近年の住宅で最も取り入れられている床材です。
コストが低く、掃除がしやすいのが最大のメリットです。

自然派住宅では「無垢」のフローリングがよく取り入れられています。
複合フローリングと異なり、保湿性に優れているのが特徴です。

・クッションフロア

クッション性のあるクッションフロアは、足腰にやさしい床材です。
耐水性を備えているため、トイレやキッチンなどの水場でも取り入れられる点がメリットです。
ただし、跡がつきやすい上に熱に弱いため、インテリアの配置や日当たりの良い部屋には向いていません。

5.コンセントの配置

コンセントの設置は電気工事を伴う作業のため、施工が一度完了した後にもう一度行うとなると、別途費用や手間が発生します。
そのため、間取りを考える際に何をどこに設置するかを踏まえた上で、コンセントの数と場所を決めなければなりません。
料理をする際・掃除をする際など、具体的に日常でコンセントが必要な場所を考えると良いでしょう。

6.収納の大切さ

部屋が物で溢れないようにするには、収納スペースを設置するほかありません。
そのためには、限られた間取りの空間で、居住スペースと収納スペースの両方を考える必要があります。
どのような大きさの何を収納するためのスペースなのかを考えた上で、収納スペースの広さは決めるようにしましょう。

□インテリア選びで気をつけたい3つのポイント

*ライフスタイルを見直す

インテリアを選ぶ際に、ついデザインだけで衝動買いしたくなる方もいるでしょう。
日常的に使用するインテリアは、安易な考えで購入すると、使われることがなく、不要な置物になってしまいます。
インテリアの購入を考えている方は、それが本当に自身の生活に必要なものなのかについて、今一度考えるようにしましょう。

*正しいサイズを意識する

インテリアを選ぶ際には、部屋の広さだけではなく、用途も考えた上での購入が大切です。
生活スタイルやライフステージなど、先のことも見据えて選ぶようにしましょう。

*統一感を意識する

インテリアは、部屋の空間の一部です。
デザインに優れたものがあったとしても、部屋の雰囲気と合わなければ浮いてしまいます。
インテリア単体で購入を検討するのではなく、部屋の空間を意識して選ぶようにしましょう。

□まとめ

今回は、インテリアと内装の違いと、それぞれを選ぶ際に気をつけるべきポイントについてご紹介しました。

空間のデザインは、理想だけでは難しいです。
素材の種類やメリット・デメリットをはじめ、事前に情報収集できるものは沢山あります。
時には、失敗事例から学ぶことも大切です。

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