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2020.09.30
こんにちは!スピカの佐々木です。
秋めいた気温で、とても快適な毎日ですね。
昼と夜の気温差が大きいので、風邪を引かないように気を付けないとですね。
さて、今日はインテリアにおける20世紀の家具・照明をご紹介します。
19世紀末~20世紀初頭にウィーンで起こった芸術運動「ゼツェッション(分離派)」で、
理論的主柱になった、オットー・ワグナーが設計した椅子です。
これは、ワグナーが設計したウィーンの郵便貯金局のために製作されました。
■ウィーン郵便貯金局
■ワグナーが設計した郵便貯金局のための椅子(イメージ)
単純な構造でありながら、幾何学的メカニズムを持ち、パーツの交差による空間的な構成に特徴があります。
この椅子を設計したトーマス・リートフェルトはデ・スティル派として知られています。
デ・スティル派は1917年にオランダのライデンで、テオ・ファン・ドゥースブルグを中心に、
ピエト・モンドリアンやヘリット・トーマス・リートフェルトらによって結成された、造形運動のグループです。
機能主義を視野に入れた単純明快な幾何学的構成に特徴があり、バウハウスなどに影響を及ぼしました。
ヘリット・トーマス・リートフェルトのデザインによる椅子で、
4枚の無垢板を組み合わせた単純な構造の椅子。
ミース・ファン・デル・ローエの設計による椅子。
バルセロナ万博におけるスペイン国王の王座としてデザインされました。
脚は銅製、背と座は革張り。
また、ミース・ファン・デル・ローエは、
1919年にワルター・グロピウスによってドイツのワイマールで創設された
国立造形大学バウハウスの教師陣でもありました。
バウハウスは、デザイン運動の拠点として、近代機能主義の発展に大きく寄与しましたが、
急進的な理念のため当時の政治情勢に受け入れられず、1933年には閉口を強いられました。
ミース・ファン・デル・ローエのデザインによる椅子。
スチールパイプを用いたカンチレバー構造。
MRは、自身の名前のイニシャルが取られています。
マルセル・ブロイヤーのデザインによる椅子。
ワシリー・カンディスキーが愛用したことから、ワシリー・チェアという名前になっています。
スチールパイプの構造に、座と背と肘は革張り。
また、マルセル・ブロイヤーは、バウハウス(前述)の第一期生として学び、
同所で家具を指導するとともに銅管家具を発表しました。
マルセル・ブロイヤーのデザインによる椅子。
スチールパイプを用いたカンチレバー構造で、座と背は籐張り。
今日はこれで以上です!
素敵なデザインの家具ばかりでしたね。
次回もよろしくお願いいたします。
引用:
・まとめてわかるインテリアコーディネーターテーマ別用語辞典 ハウジングエージェンシー
・インテリアコーディネーター1次試験 合格対策テキスト ハウジングエージェンシー
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