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2020.09.08
こんにちは!スピカの佐々木です。
少し涼しくなったかなぁと思ったら、また暑くなってきました。早く秋が来ないかなぁ。
さて、今回は、インテリアにおけるネオクラシズムの家具について、ご紹介します。
18世紀中期以降、古典的な様式が復活し、この潮流をネオクラシズム(新古典主義)といいます。
フランスでは、ルイ16世時代のルイ16世様式
イギリスでは、ジョージ1世~3世の時代のジョージアン様式
がネオクラシズムに相当します。
ネオクラシズムのインテリアは、
アンジュ・ジャック・ガブリエルの設計によるベルサイユ宮殿のプティ・トリアノンや
ロバート・アダムの設計によるオレタレー邸に代表され、
その室内は、長方形に分割され、花輪や月桂樹の模様で飾られた壁面に特徴的です。
〇プチ・トリアノン
〇オレタレー邸
コリント式オーダーや帯状の繰形、月桂樹などがモチーフに用いられました。
椅子やテーブルの脚は、溝彫(フルーティング)を施した円い断面の細い直線脚が好まれ、
表面装飾は、平坦で寄木細工が好まれました。
フェスツーン(花網装飾)もネオクラシズムの特徴的で、
フランスでは、ルイ16世時代にマリーアントワネットの家具を作ったジャン・アンリ・リーズネルが有名です。
〇アダム様式の椅子(イメージ)
18世紀後半のイギリスでは、ジョージアン様式の時代に優れた家具様式が生まれました。
アダム様式は、建築家のアダム兄弟が創出したスタイルで、古典的モチーフを使ったデザインが特徴であり、
メダリオン(円形)の背の椅子等がよく知られており、現在はアンティーク家具として高い人気を得ています。
〇ヘップルホワイト様式の椅子(イメージ)
ヘップルホワイト様式は、家具作家のジョージ・ヘップルホワイトによるスタイルで、
シェラトン様式、チッペンデール様式とともに、18世紀イギリス家具の3大流行様式の1つです。
新古典主義の建築家ロバート・アダムの作風から、強い影響を受けていて、
ヘップルホワイトは、アダムのデザインに工夫を加え、より実用性に富み、かつ大量生産の可能な小型家具を次々と考案しました。
美しく安価なヘップルホワイト様式の家具は、労働者階級を中心に大流行し、
ハート型や盾型の背もたれをもつ椅子が代表作で、円形の浮き彫り、花と貝殻文様、果実文様などにデザインの特徴がみられます。
〇シェラトン様式の椅子(イメージ)
シェラトン様式は家具作家のトマス・シェラトンによる、方形の背もたれを特徴としたデザインで知られています。
彼の生み出したアンティークチェアは、背は構造的にデザインされ、
横木と縦木のバランスがよく、四角張った形が特徴的です。
全体としては、直線構成に基礎をおきながらも、微妙な曲線を用いて柔らかで優美な感覚をもたせるという、
古典的でありながらも洗練された雰囲気を感じさせる椅子の仕上がりです。
以上です!いかがでしたでしょうか?
素敵なチェアばかりですよね。
では、今日はここまで。
次回もよろしくお願いいたします。
一部引用:
ハウジングエージェンシー インテリアコーディネータ1次試験 合格対策テキスト
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