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ロココ様式のインテリア・家具

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こんにちは!スピカの佐々木です。

今週は曇りだったり、雨だったりですね。

今、西日本には台風が近づいているみたいですので、皆さまどうぞお気をつけてくださいませm(__)m

 

では、今回はインテリアの歴史的な様式で、ロココ様式についてご紹介いたします!

 

ロココ様式とは

ロココはインテリアの様式で、フランスではルイ15世様式、イギリスではクイーン・アン様式に相当します。

ロココ様式は、シンメトリーの原則が細部で破られ、色彩は淡いソフトな色調が好まれました。代表的な室内は、ジェルマン・ボフラン設計のオテル・ド・スービーズ(パリ)で、壁から天井はカーブを描いて連続し、金色の繰形(モールディング)で装飾されています。

 

〇オテル・ド・スービーズ

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〇エカテリーナ宮殿

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〇ヴィースの巡礼教会

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ロココの家具

コモード(装飾用たんす)、コンソール等に特色が表れていて、ガブリオール・レッグ(猫脚)を代表とする曲線的な構成、繊細な装飾、金色の仕上げなどが特徴です。

 

【フランス】

ルイ15世様式の家具は、軽快、繊細な曲線的構成を特色で、初期にはレジャンス(フランス摂政)様式とよばれる家具のシャルル・クレッソン、後期には寄木細工のジャン・フランソワ・エーバン等の作家が登場しています。

 

 

〇ロココ様式のコンソール(イメージ)

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〇ロココ様式の椅子(イメージ)

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【イギリス】

クイーン・アン様式の家具は、花瓶やバイオリンの形状をモチーフにした背もたれとカブリオール・レッグが特徴で、フランスほど装飾は過剰ではありません。

このクイーン・アン様式を基礎として、18世紀イギリスで活躍したのが、トーマス・チッペンデールで、

チッペンデール様式の家具はバラエティ豊富で、カブリオール・レッグ+リボンバックの椅子や中国風もチーム等に特徴があります。

 

〇クイーン・アン様式の椅子(イメージ)

カブリオール・レックに比較的シンプルなデザインが特徴です。

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〇チッペンデールのリボンバックチェア(イメージ)

カブリオール・レックにリボンバック。

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ちなみに

18世紀ヨーロッパでは、シノワズリ(中国風)が流行し、織物、家具、陶磁器などに影響しました。

陶磁器では、磁器産業が台頭し、フランスのセ―ブルやリモージュ、ドイツのマイセンが盛んとなり、イギリスでは軟質のボーン・チャイナが作られます。

 

〇シノワズリ

ヨーロッパで流行した中国趣味の美術様式で、中国をイメージし、非対称の縮尺や、漆など独特の素材や装飾を用いた様式が特徴です。

ヨーロッパでシノワズリが流行を始めたのは、17世紀半ばから後半頃と伝えられていて、18世紀の中ごろにロココ趣味と融合し、人気が最高潮となりました。

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引用:

シノワズリwikipedia

リノベーションスープ

 

 

〇セーブル

セーヴル焼は、フランスのセーヴルで生産される磁器。

ヨーロッパではじめての磁器は1709年にザクセン王国(現・ドイツ)で発明され、その首都ドレスデンに近いマイセンを生産拠点としました。

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引用:

セーブル焼きwikipedia
セーブル焼きのご紹介 

 

〇リモージュ

リモージュ磁器、リモージュ焼は、フランスヌーヴェル=アキテーヌ地域圏のリモージュとその周辺で生産される磁器の総称。1771年を起源の年として、現在まで生産を続けています。

白色薄手の素地に釉を、その上に「落着いた上絵」を描いたものが特色とされ、素焼きに絵付けをして焼くのではなく、白い生地に絵付けしてからさらに焼き付けるという手法はリモージュでは19世紀後半から行われています。

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引用:

フレンチアンティーク・ブロカント

リモージュ焼きwikipedia

 

 

〇マイセン

マイセンは、ドイツのマイセン地方で生産される磁器の呼称。名実ともに西洋白磁の頂点に君臨する名窯です。

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引用:

ドイツ・エクスプレス

マイセンwikipedia

 

〇ボーン・チャイナ

ボーンチャイナのボーン(BONE)とは“骨”を意味する英語で、ボーンチャイナ(BONECHINA)とは原料に牛のボーンアッシュ(BONE ASH=骨灰)を加えた磁器の種類を表します。

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引用:

ボーンチャイナとは

 

 

本日はこれで以上です!

ロココ様式はパステルカラーでとても可愛らしいですね。

 

では、また次回!!

 

 

 

 

一部引用:

ハウジングエージェンシー インテリアコーディネータ1次試験 合格対策テキスト

 

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