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ルネッサンスの家具

2020.08.18

こんにちは!スピカの佐々木です。

毎日、本当に暑い!!

皆さん、熱中症にはお気をつけください。

今週末を境に、一旦気温が下がるようなので、楽しみですね。

 

では、今日は、海外様式であるルネッサンスのインテリア家具について、ご紹介します。

 

まず、ルネッサンスとは、、、

15世紀~16世紀に全ヨーロッパで開花した、ギリシャ・ローマ古典文化の復興運動です。

イギリスのルネッサンス期は王朝の名をとって、チューダー様式、エリザベス様式、ジャコビアン様式といわれています。

 

 

ルネッサンスの建築は古代建築のオーダーやシンメトリー(左右対称)の構成を重視し、

外観は直線的で水平線が強調されます。

ギリシャ・ローマのモチーフが装飾に使われ、階層の区分に付けられた蛇腹(コーニス)の使用などが特徴的です。

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そして、家具にも古典的な装飾を施し、シンメトリーを重視した配置が多くなりました。

今回は、代表的な家具をご紹介いたします。

 

 

ダンテスカ

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ダンテが愛用したとされるダンテスカ。

X型の脚を持つ椅子。座と背は革張りです。

 

サボナローラ

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高層の名に由来するサボナローラ。

折り畳み式。脚元の格子状の多脚形式が特徴です。

 

カクトワール

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フランスで流行した婦人用の椅子カクトワール、

フランスでつくられた女性用の椅子。

大きく膨らましたスカートをはいていても座りやすいように、全面が広がった台形の座になっています。

 

カッソーネ

収納家具はウォルナット材等が使われ、婚礼家具であるカッソーネと呼ばれるチェスト等があります。

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蓋つきの衣服を納める櫃(ひつ)。彫刻や寄木細工で装飾されています。

 

天蓋(キャノピー)

イギリスのエリザベス様式は、装飾的な暖炉を中心に家具が配置されました。

家具には脚や柱の途中にかぶら形の挽物(木を回転させて削るロクロ加工)があるのが特徴です。

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寝台には天蓋(キャノピー)付きの大型の物もありました。

 

 

 

素敵ですよね。

今でも、ルネサンス様式を踏襲したようなデザインを見かけます。

歴史を振り返ってみるのも面白いですね!

 

次回は、バロック様式についてご紹介します♪

 

 

※一部引用

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