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デザイナーズチェアの世界2 アメリカ・ヨーロッパver.

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こんにちは!スピカの佐々木です。

先日は日本人が手掛けた世界的なデザイナーズチェアをご紹介しました。みなさん、気に入ったデザインはありましたでしょうか?

今日は、インテリアにおけるヨーロッパやアメリカなどで活躍したデザイナーの名作チェアについて、ご紹介いたします。

 

NO,14

オーストリア/1859年 曲木

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「No,14」は最初のコンシューマー・チェアと呼ばれ、ウィーンの工芸博物館に展示されている傑作です。

この椅子をデザインしたミハエル・ト―ネット(1796~1871)は、オーストリアの家具作家で、

1830年代に曲木の技術開発を始め、軽く、堅牢で安価な曲木椅子を作り出しました。

曲線がとても可愛いですよね。

 

ヒルハウス ラダーバックチェア

イギリス/1902年 木製

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ラダーバックチェアは、座るよりはシルクハットやカフス、カフスボタンを置くための椅子。

スコットランドの建築家チャールズ・レニー・マッキントッシュ(1868~1928)が、ヒルハウスという建築のためのデザインした椅子で、

直線を強調したデザインでレイアウトするだけでオブジェとしても楽しめます。

360度どの角度から見ても美しいといわれ、「眺めるための椅子」といわれています。

 

 

赤と青の椅子(レッド&ブルー)

オランダ/1917年 木製

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オランダの建築家ヘリット・トーマス・リートフェルト(1888~1964)によってデザインされました。

この椅子は、デ・ステイルの中心人物であったピエト・モンドリアンの絵画からインスパイアされ製作されたもので、

単純な構造でありながら、幾何学的メカニズムを持ち、パーツの交差による空間的な構成に特徴があります。

 

ワシリー・チェア

ドイツ~アメリカ/1925年 構造体:スチールパイプ

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この椅子は、ハンガリー出身のアメリカの建築家・家具デザイナーマルセル・ブロイアー(1902~1981)がデザインしました。

バウハウスの第一期生として学び、同所で家具を指導するとともに銅管家具を発表しました。

家具では「ワシリーチェア」「チェスカチェア」が有名です。

ワシリーチェアは、スチールパイプの構造に座と背と肘は革張りされています。自転車のハンドルにヒントを得て、バウハウスのあったデッサウの配管工に協力をあおいで作られたといいます。

線と面のみで構成されるデザインは、ブロイヤーがデ・ステイルや構成主義の影響を受けて生まれたもので、

椅子といえば木製が主流であった時代に、工業素材のスチールパイプを用いたチェアは、軽く、大量生産が可能で、製作工程において金型などの大規模な設備投資を必要としない点でも優れています。

ちなみに、ワシリーチェアは当初、「クラブチェア B3」という名称でした。

ブロイヤーとバウハウスの同僚で親交のあった画家のワシリー・カンディンスキーが愛用したことにちなみ、後にイタリアのガヴィーナ社が製造した時代に「ワシリーチェア」という名前がつけられました。

(一部引用:https://www.pen-online.jp/news/product/meisakuisu35/1)

 

 

以上、今日はこれで終わり!

では、また次回☆

 

※一部引用:

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